結婚相談所で結婚した人のブログ

20代半ばで縁のない環境に見切りをつけて結婚相談所に入会→のち1年後に成婚退会したら今度は母が結婚相談所に入会。結婚までのアレコレを綴ります。

婚活実録編46:やることは色々あるものの

両親挨拶を無事母のシミュレーションの展開なく終え*、相手のご両親にもお会いしてきました。相手の親御さんは…やはりお互いの年齢が離れているのでその点を気にしていましたが、本人たちがよければ…と了承をもらえました。やったぜ!。
次は挙式云々の日程決めと式場探しと指輪決めと両家顔合わせ食事会とドレス試着と食事試食と引き出物と……ムフフ…(※美味しいものを想像している)という感じです。いよいよ結婚準備らしくなってきました。
*:「思ってたよりずっといい人だったので、文句言うのやめた」そうです。良かった。

最近はもう一度最新号のゼクシィを買い再度重みに驚くなどしており、Todoリストを見るにやることは山のようにあるのですが、まっさきに思ったのは「お礼しなきゃ!!!!!!」でした。
成婚費用の発生する結婚相談所(のカウンセラーさん)は金銭的にお礼ができるのでともかくとしても、これまでブログに登場した人だと占い師さん営業くん精神保健福祉士さん初期に洋服を選んでくれた友達、お参りしてお守りも買ったご高名な某縁結びの神様(?)など、わらをもすがる気持ちでいろいろな人に相談を持ちかけていましたので、ほうぼうに「クソおせわになりました!!!!!!」とお礼しに行かないと…、と思っています。
人生でサイコーに幸せだ!と思ったことがこれまで1つもなかったわけじゃないけども、ろくに受験もしてこなかったせいか、努力が実ったときにどのようにしたらいいのかわからず、混乱しながら各種NPOに寄付してみたりしています。???(混乱中)。

婚活実録編45:結婚相談所の総額費用。このご縁、おいくら万円?

さて、着々と結婚相談所の退会にむけて準備が進んでいます。


退会にあたっては、今回運良く相談所からのご縁で退会(成婚退会)しますので、成婚料がかかります。
大体これくらいだったな、という金額は覚えていたのですが、はっきり料金がいくらだったか確認するため、入会のときのメールを見返しました。
ついでなので、入会のときから、成婚退会までにかかる総額を計算してみることに。以下、明細です。

 

【初期費用】
入会金・システム登録料:5万円
お見合い料:3万円(1回のみ定額無制限)

【成婚退会費用】
成婚料:15万円
【月会費】
1.5万円(仮交際価格)×5ヶ月→7.4万円
2000円(本交際価格)×7ヶ月→1.4万円
(それぞれ一部は「キュッパ」価格ですが面倒なので切り上げて計算しています)

 

合計31.8万円
税込金額 34万3,440円

 

 はい、全部で30万強で結婚相手につなげてもらったということですね。
しかしこう見ると成婚料が婚活料金の約半分かあ……。

会費も成果報酬も取っていくのはボッタクリでないの?と一瞬思いますが、カウンセラーの心労を考えると妥当かなと思うところです。ひとの一生を背負って仕事するなんてわたしには無理です。その自覚なしに仕事しちゃいそうな時点でもっと無理です。

でも、IBJフランチャイズ形式を取っているのはなんとなくわかります。原価がないし仕入れがない、つまり人を雇わない限りは損しようがない、支店が増えても顧客の奪い合いにならない…。順調に活動して成婚してくれる会員さんにさえ恵まれれば、こんないい商売はないでしょう。そういう人ばっかじゃないだろうから大変そうなんですけどね!!。

 

結婚相談所の料金プランは本当にピンきりですので、これから入会を検討している方はとにかく十分に比較検討することが大事だと思います。
あまりにも安すぎたり高すぎたりするところを避けるのは基本ですが、お見合い料(お見合いが成立したときにかかる料金)も、都度1回2000円で~す!という回数制をとるプランと、わたしのように1度定額で払えばそれ以降発生しませ~ん!というプランなど様々です。パッと相見積もりを取ろうとするとなかなかややこしいのです。

成婚までのお見合い回数の目安は年齢別にIBJが発表していますので、そちらを参考に考えてみるといいでしょう。


「約1年後結婚できる権利を30万強で買う」と考えるとちょっと安く感じます。

まあでも、パートナーと結婚相談所以外で出会って結婚まで持っていって!と言われたらまず不可能ですので、プライスレスですよ。

実は婚活は相手が何を提供してくれるかで結婚相手を選ぶ活動ではないんじゃないか

前回のお知らせ、いろいろなかたからコメントをいただいて本当に嬉しいです。(花嫁姿、ちらっとね、ちらっとならお見せしますよ!。)

なぜ婚活が終わったらブログをやめようと思っていたかというと、たった一つの自分の成功例をさも一般論のようにして講師みたいになっている方のブログや文献を活動中に読むととてもしんどいものがあったところが大きいです。
こちらが活動中で、そういったブログや文献の書き手が既婚者である以上、考え方はいろいろよね~とスルーするのも難しかったです。
うちの結婚相談所は原則異性が担当に付くと聞きましたが、それも「あなたこれはこうするもんよ」と過度な一般化と行き過ぎたアドバイスを防止するためだと聞きました。たいへん理にかなっています。
ただ、"これは偶然運良くうまくいった一例であり、一般化できないものだ"という意識が自分にはっきりとある以上、前述の講師モドキになる危険性は少ないし、様々な意見がネット上に転がっているほうが、これから婚活に挑む人にとってそれぞれうまく助けになるのではないか…と思ったので、引き続き書くネタが降りてくる限りは婚活についていろいろ書いていこうかと思います。

あと、検索で初めてたどり着いた方向けのナビゲーション的ページとして、悩みや婚活の展開別に記事をまとめたページがひとつあってもいいかな、と思っています。ちょっとテコ入れしようかな。

さて、振り返って結婚相談所での活動について考えると、活動の意味についての解釈は結構大事だなと思ったので書いておきます。

婚活は相手が何を提供してくれるかで結婚相手を選ぶ活動だと思われがちですが、本質としてはそうではなく、自分が何を提供できるかで結婚相手を選ぶ活動だったんじゃないかと思います。
それは女性なら若さ、美しさ、かわいらしさ、うまいメシ、身体、男性ならお金、包容力、マンパワー、知識、対外的交渉力など、男女を問わないところなら安らぎ、受容、子孫、ファッションセンス、コネクション(人脈)、地位、等々かもしれません。
(あえてオブラートに包まずダイレクトに書いてますし、ジェンダーバイアスが入ってますが、例ですので悪しからず、、)
多くの人が結婚相談所の入会のとき「どんな方が理想ですか?」と聞かれます。だから自分が相手にどんなものが欲しいかで選ぶものなんだと解釈してしまうわけですが、あれは「自分が提供できるものとそれを必要とする人の層がある程度一致しているか否か」の確認であって、結婚相談所は「自分が希望するものを提供してくれる相手を探してくれるサービス」ではなく、「自分が人生のパートナーとして提供できるものを探している人、を紹介してくれるサービス」なのです。

よく婚活で『妥協しろ』というアドバイスがあります。これはそのままの意味で取ってももちろんありですが、『あなたの釣り場は悪いぞ』という意味でとったほうがより近いと思います。あなたがもし魚の釣れない場所で釣りをしていたら「そこ魚いないっすよ、あのあたりならよく釣れますけど」と常連さんやプロの人などが教えてくれるでしょう(といっても、私釣りやったことないので推測です。そういうの教えてくれるおせっかいおじさん、たぶんいるよね)。
それと同じで、他人から見てあなたが希望している相手が結婚相手に必要としている能力などを、残念ながらあなたは持っているように見えませんが…というお知らせなのです。これを無視すると婚活ガチャ爆死おじさんorおばさんが爆誕します。年収1000万以上の男性にはそれ相応の何かを提供できる女性を求めていますし、美人で若い女性はそれ相応の何かを提供できる男性を求めています。

別に婚活に限った話ではなく、自分に何が得られるかよりも人に何ができるかを考えている方が、人生豊かだと思いますし、自分のことばかり考えている人より、いろいろ人のことを考えたり面倒を見たりする人のほうが魅力的に見えます。
あなたとあなたの交際相手(結婚相手候補)をひとつの団体として考えたときに、あなたといることで交際相手は広がりを得られそうですか?ああ、一緒にいてよかったなあと思ってもらえる瞬間がありそうですか?そうでないとしたら、いったい何が原因でしょうか?等々、考えてみてもいいかもしれません。

完全に蛇足ですが、親子でない関係性のなかで利他の考えをもつのはほとんど人間のみです。利他の考え方は、人間が集団で生きていくうえでの知恵のひとつです。他から何かを奪ったり競争したりして個体を生き残らせるのは犬猫でもできます。利他はそれ以上に高度で、それ以上になにかを生み出すから、世界中のさまざまな宗教でだいたい尊い精神として扱われているし、難しいからこそ、その精神が大切だと言っているんだと思っています。
要するに人のことばかり考えるのはとっても難しいということです。だから上記の部分を読んで「んなこと考えられるか」と思ってもそれが普通です。でも、結婚とはある意味自分自身のコミュニティを広げることです。家族が増え、親戚が増え、友達が増え、子供もできるかもしれません。広がっていくコミュニティのなかで、利他の考え方なくして生活していくのは不可能に近いと思います。

また、結婚することによって、あなたに何がもたらされるかというのは、正直はっきりわかりませんし、変えることは難しいですが、自分が何を提供できるかは、はっきりしていて自分の意志で変えることができます。

…と、書いたところで、爆死おじさんorおばさんが爆死しなくなるかと言われるとそれはないかなと思いますが。一応、書いておきました。

婚活実録編44:成婚退会することになりました(謝辞)

両親挨拶の日取りと概ねの成婚の見通しが立ったので、お知らせします。
タイトルの通り、昨年3月から開始した婚活によい意味でピリオドを打つことになりました。最終的には粘り勝ちといった感じです。相手としては「こんな歳だし 親も歳だし あなたしかいないし」という大黒摩季のような感じで決まったようです。他にいないんじゃないかって前から言ってた通りになりましたね
長期交際でも成婚はできるというポジティブな例として連盟に情報が行くことになるでしょう。
しかしこれから相談所での婚活をしようと思っている後進の人にはなるべく真似してほしくない方法だと思っています、早く決まるなら早く決まるに越したことはありません。結婚相談所での時間の流れは男女共にシビアですから…。

とりあえず入籍までの期間はぼちぼちブログを続けるつもりですが、改めて、これまでお付き合いいただいた読者の皆様、ありがとうございました。わたしがハードな結婚相談所での活動を続けられたのはひとえに読んでくださったあなたのおかげです。コメントをくださった方、いつもそっとスターだけつけていった方、じっと見ていた方、いろいろだと思いますが、本当にたくさんの方に支えられてきたなあと思っています。

活動の中では大変なことがたくさんありましたが、昨年結婚相談所に入会したことは結果にかかわらずいい経験だったと思います。成婚する相手にはならなかった方もみんな本当にいい方ばかりでした(マジです、いいことばかり並べ立ててるわけじゃなくマジです)。
知らない業界のことをお話してくれた方、全力でお店探しをしてくれた方、あまり趣味の広い方ではないわたしに合わせてゲームの話を振ってくれた方、etc、本当にありがとうございました。きっと他にいいご縁があるorあったと信じています。

あとはこれらのブログに書かれた出来事がどこかで誰かの役に立つことを願ってやみません。大変イレギュラーなのであまり参考にはならないかもしれませんが…。

 

取り急ぎ、ご報告と御礼まで。

婚活実録編43:相手の相談所がだめだと大変という知見

ここに来ていろいろスッタモンダしておりました。

相手の相談所が突然2月末までに交際を解消するのか成婚して相談所をやめるのかはっきりせいと無理に相手に迫り、その対応で相手と意見が分かれてしまいました(というか、認識が違いました)。いろいろ言い合い、こちらの相談所から「2月末は無茶では」と言ってもらって相手の相談所が落ち着いたことで決着がつきましたが、一時は「形式上交際解消もやむを得ないのでは」というところまで行ってしまって、かなりしんどかったです。
「それ(一旦交際解消)は私と今後会う気がないとかこの人と結婚できないなという意味か?」と聞いたところ「そうではなく、とにかく、相談所側が2月までと急に期限を迫ってきたので、形式上そうしておくしかないかと思う。引き続き会う気でいる」というので、「引き続き会う気でいるなら交際を解消するのはよくない。手段はそれしかないわけではないと思う」と伝え、そのうちに相手の相談所が2月末期限を撤回してくれたので、なんとかなりました。

わたしが前回相手の相談所に対して怒ったのは「なぜ状況を把握していないのか」、状況把握してなければ的確なアドバイスやサポートもできないだろうに、何をやってんの!??、という話であって、無理に急かしてほしかったんではないんですけど。。。

で、このスッタモンダで知ったのは、これまで、相手の相談所が「これだけ交際期間が長いならいつでも成婚を決められるだろう」という気持ちで急かしているんだと思っていたのですが、どうも違うらしく、「これだけ交際期間が長いならもうその相手(私)と成婚するのは無理だろう。はやく交際をやめてあげるべきと考えているようなのです。おいーーーッ!!!全然状況を認識してない上に考えがそれじゃあもうどうにもならないんですけど!。

で、相手と相手相談所間で「無理なら無理で早く解消せよ」「いや無理ではないし無理なら無理でとっくに会ってないですしおすし」「意味がわからん!ならはよ決めんかい」「だからまだ他に交際してる人が残ってると決められないし…」「意味がわからん」の押し問答をやっているらしい。いや、相談所が全部が全部悪いとはいいません、私の相手が「うーん……」とやっている時間が長過ぎるのが問題であることは十分に認識しています。比較検討のフェーズ長過ぎです。「意味がわからん!」と言いたくなるのもわかります。
でもなんで私が諦める前に相手の相談所が諦めてんの????早いぞ??誰の許しを得て諦めた????しかも理由が「交際が長くなった後に成婚したケースは勉強会でも無いから」らしい。連盟の勉強会の内容なんか知らんがな!そしてそれをそのままお客さんである本人に言っちゃうのはダメだろ!その過去の事例を踏まえた上でお伝えする方法っていうのがあるんじゃないの!?事件は会議室じゃなくて現場で起きてるんですよ!(ガチギレ

 

この件については、相手といろいろ話し、「私達の所属する連盟は結婚相談所としてまだ発展途上にあるのでは…」という結論になりました。いろいろな情報(所属し活動している人のプロフィール、成婚へのアプローチ、うまくいった例、いかなかった例、等々)を中央(連盟本部?)に集めて、必要なときに加盟店舗に提供するという流れ自体はできているようだけれども、その知見だけでは対応不可能なケースもまだまだ存在していて、それがまさに私達のケースであり、そのために相談所側が対応に困っているのではないか、という推測です。
私達のケースが最終的にうまくいった例として集約されるのか、いかなかった例として集約されるのかは現時点でわかりませんが、相談所の対応から「いかなかった例」はすでに集約されているようですし、あまりそのケーススタディに担当者が囚われすぎてしまうのもよくない。できたらうまくいった例として集約されたいねえ、というような話もしました。
"こんなに交際が長引いてうまくいったケースは勉強会でも無い"ならうまくいった場合第一号認定なわけで、それもそれで開拓者感があって、長い交際期間をやってきた甲斐があります(楽観的思考)
それを踏まえてもやっぱり相手の相談所はちょっと下手というか、うまく連盟のやり方を伝えるみたいなところができていないのかなと思います。

私は、所属・登録する相談所を選ぶときにサイトやブログを徹底的に見て、ここなら大丈夫であろうというところに入会したわけですが、そこに登録した後、会う相手の相談所がイマイチだと大変という問題を全然認識していませんでした。
ただ、これはもう運ゲーで、連盟型の相談所に所属する以上は個人の意識や努力でどうにかなる問題ではないので、連盟を含めた相談所全体のレベルアップというか品質の向上を長い目で期待するしかないと思います。もしくは仲人というか担当者どうしの連絡が社内で完結する形の相談所を使ったほうがいいのかもしれません。

 

それで結局どうするのかって?私もわかりませんが、もう3月ですし、そろそろどうするのか決まるんじゃないでしょうか。お、お楽しみに!(震え声)

婚活実録編42:結婚相談所での決めの問題について

ついに相手の相談所が祈祷をやめて「はやくどうするか決めて下さい。もう伸ばすの無理ですからね」と言ってくれたようです。おっっっっせぇーーーー!!!それだけ入念に祈祷していただいたらなんとかなりそうな気しかしないね!(投げやり)。
というわけで結婚相談所での成婚退会、決めの問題についてちょっと書きたいと思います。

 

お見合いを進めていると、恋愛結婚のように爆発的決定力を互いに持たないケースが多く、「結婚」というデカい人生の選択ボタンに押し悩む人は男女を問わず多いと思います。とくに結婚相談所は会費の支払いと気力が続くかぎりは婚活ガチャを継続できるので、「この人でいいのか」「もっといい人がいるのでは」と迷いやすいものです。

結婚は、この人であればノートラブルでハッピー、この人であればトラブル続きで不幸、というわけではありません。そういう傾向があったとしてもたいてい結婚前にはわかりません(わからないからこそ結婚しているわけです)。
そもそも幸せな結婚生活というのは主観的で一瞬を切り取ったものでしかないわけです。有名な話ですが、ある男性が事故に遭いました。この事故は幸運ですか?不幸ですか?といえば大体の方が不幸だと回答するけれども、話に続きを加えて「ある男性が事故に遭いました。入院中に看護してくれた看護師がとってもタイプで付き合いはじめました」になると事故が不幸ともいい切れなくなるという、まさにそれで、私達が「これは幸せだ」とか「不幸だ」と判断しているのは全部今の時点から判断したことで、この判断地点が未来にいくことで判断結果は変わっていく可能性があります。婚姻届を出して役場の人がそれを受理した後、水にさらすと「失敗」とか「成功」とか浮かび上がってくるわけではありません。むしろそちらのほうが楽だったかもしれませんが、結婚に限らずすべては自分の今の判断で決まっています。今後『成功/失敗』『幸/不幸』は、いくらでも変わるし、変えていける能力を私達は持っていることになります。
加えてヒトは、基本的には常に学んで成長していくのを前提としているわけですから、年齢を重ねる、夫婦生活が長くなるごとに、お互い成長していくと考えてよいのではないでしょうか。人によっては加齢により頑固になったり、もっと年をとると認知症になったりというのが出てきますが、夫婦関係が人生の大きな主軸となる壮年期~中年前期においてまずそういうことはないでしょう。
ヒトは相手によって態度や行動を変えることがあります。相手によってはすごく親切だったり、親切でなかったりするということです。であるなら、人間関係に出てくる問題の半分程度は、もしかすると自分自身に要因があるのかもしれないと仮定してもおかしくはないわけです。(※これは全部が全部本人の努力不足によるものだという考えとは異なります。要因は生まれ持った変えられない資質によるものかもしれません)
そうなると、いまの交際相手はどうもピンと来ないとか、もうちょっといい人がいるのでは、という気持ちに対しても、対処として人を変えるのは非効率なケースの方が多いのではないかと思っています。しかし結婚相談所では一応リストが尽きるまでは無限おかわりが可能ですし、自分に対して要因があると考えるのはなかなか受け入れがたいこともありますので「とりあえず相手を変えよう」となりやすいかとは思います。
ただおそらく結婚相談所を成婚退会するとき全員が全員迷いなく決めているかというとそうではなく、「えー、この人なのかな、えー、そうかな、自分ならもうちょっといい人がいるのでは…」とか、どこか疑いつつも「まあ……この人かな?」と結論づけてこわごわ判子を押している人もいるでしょう、むしろほとんどの人がそうかもしれません。
「この人に決めます!」という前向きな気持ちでなかったとしても、「もう他の人と新しくお見合いを組む気力がない」とか「他の人と全然お見合いが組めない」とか「他の人と交際が続かない」みたいなことがあれば、それを今交際している人と成婚退会(結婚)する理由にしてよいと思います。あまり大っぴらに言える理由ではない、後ろめたい、ピンときたというような確信めいたものがないと怖いとかはわかりますが、それはそれでいいのではないでしょうか。恋は結婚の理由をきれいでわかりやすくする天才ですが、そもそも結婚相談所は前提に恋が無いのだから、無装飾で味気ない理由でも当たり前といえば当たり前です。

 

結婚の生物的な目的は安定した繁殖ですが、そういう原始的な役割を別にして、現代的な、大脳新皮質的な結婚の役割とは何なのかを考えると、文化の交流にあると思います。ひとりでいれば興味のなかった分野、理解のなかった世界、同じものでも違う見方・考え方など、違う文化を得ることができます。もちろん交友関係を広げることでもこれらは獲得できますが、結婚相手の方がより影響力が強いでしょう。二人で同じ本を読んでいたら二人で得られる知識は1ですが、別の本を読んで内容をシェアすれば知識は2になります。普段の興味範囲や情報収集の場所が被っていなければ、お互い情報を補完できます。もちろん被っていればそれはそれで知識が深まることもあろうかと思いますが、そういった興味範囲や知識のカブりがある人物は友人関係や職場関係ですでに多いでしょうから、そう重複させなくてもよいのかなと思うところです。知識に限ったことではなく、感情の表現方法や課題の解決方法(この2つは異性間の考え方の違いも大きい)、娯楽などは、結婚相手が新しい世界のドアを担う可能性があると思います。
結局はこういった文化がすべて自分と同じ人というのはいません。もし、自分の文化を伝えたり、相手の文化を知ったりすることに前向きな興味が持てないか、苦痛だ、という人は、人生に結婚という過程はないほうがいいでしょう。しんどいだけです。
結婚が人生の墓場と表現されるのは、そうした文化の受け入れや発信にどこかで失敗したり、極めて困難な事案にぶつかったりして、もはやお手上げとなってしまった人たちがいるからです。詰みゲー化してしまったということになります。
そう考えると、詰みゲー状態をなるべく回避するには、
・相手の文化に寛容になり、どうしても受け入れられないものには互いの落ちどころを探す
・自分の文化をうまく発信する
ということを、お互いに挫折せずやっていける人を選ぶことがキーになりそうです。
問題は、これらが一朝一夕に上手になったりうまく行ったりするわけではなく、ある程度の経験と練習が必要なことです。そしてとりわけ、異性経験がないとか、コミュニケーション力の問題で結婚相談所という手段を選んだ人は、このあたりがレベル40くらい必要なところ5あたりで止まっているみたいな方もしばしば見受けられますので(※ブーメラン)、結婚生活という異文化交流に七転び八起きを覚悟していく、というより、この先700転び701起きくらいするはずだからとくに1コケくらいで気にすることはないくらいの気持ちで挑んでいくのが良いと思います。同様に、結婚を検討している相手と文化が違うことについても、必要以上に悩まなくても良いと思います。

 

まとめると、結婚生活には常に『諦めないこと』が必要なんじゃないかと思っています(当然すぎて身も蓋もない。これをネガティブに言うと『忍耐』になります)。相手を変えたら万事うまくいくんじゃないかというのは考えがちですが自分自身が変わらない限りは概ね幻想です。生活習慣や趣味などの文化に違いがあってもあまり気にせず、躓いても諦めずにやっていく、というのが大事だと思うので、

頻繁にデートできていて、モラル的に問題ない相手なら、この人と結婚していいのかなーとか他にいい人がーとか迷っててもあんま意味ないんじゃないかなー!?

と思っています。

婚活実録編41:相談所の存在意義が消失

お久しぶりですが、状況的には特に動きなしです。

ただの愚痴です。

 

私が他の人と会わないということを選択して2ヶ月以上経つのに相手の相談所の担当者がそれをつい最近知ったうえに、なぜそうなっているのかを私の相談所の担当者ではなくなぜか相手本人に聞いたらしく、わたしは激怒しています。うちの相談所も相手の相談所も仕事なめてんのか。2ヶ月間なにやってたの?2社揃って加持祈祷ですか????御精が出ますね!。
基本的な連絡も取れないなら、なんのために相談所があるのか。持久戦を選んだのはたしかに自分だけど、孤軍奮闘は選んだ覚えがない。

っていうかこういうときにサポートするための相談所では…?違うの?じゃあなんのために会費払ってんだろう……。

 

はやく相談所やめたいなあ。という感想です。

 

追記:自分の相談所に連絡したところ、「伝えてありますけど」とのこと。もう無料で加持祈祷のサービスのほうがマシやん。