結婚相談所で結婚した人のブログ

20代半ばで縁のない環境に見切りをつけて結婚相談所に入会→のち1年後に成婚退会したら今度は母が結婚相談所に入会。結婚までのアレコレを綴ります。

女性経験がない男性を忌避するところに恋愛工学が生まれる

以前の記事でもちらっと触れている通り、私は自他ともに認める朴念仁スキーです。一般に朴念仁と言うとおおむね悪口ですが、わたしとしては朴訥でまじめで誠実な男性とか、どちらかというと「優しい」というような性格に対してのほめ言葉に近い認識です。まあそうは捉えない人のほうが圧倒的に多いというのはわかっています。わかっていますよ…
ついでにもっと掘り下げると、これも前の記事で書いていますが女性経験はあろうがなかろうがどちらでも構いません。要するにパートナー選定に重要な要素ではないと思っています。フランクに言うと「どうでもよくない、そんなこと?」

 

しかしまあネットは広大なので、自分の感覚とはみごと真逆の人に出会うこともあります。
たとえばこの記事

net-star.hatenablog.com

読んだ瞬間、す、すごい!!真逆だ!!!価値観が真逆だ!!!!と妙に興奮しました。

 

なぜ女性に慣れていない男性は消極的・マイナス思考が多いのか

単純な話で、おそらく受容経験がないからです。(ちんこのはなしはしているようでしていません)
女性が「子孫繁栄に不適」と判断したときの拒絶反応はパワフルです(例:きもい!)。
強烈に突き放さないと、女性側は不適な相手と子孫を作成してしまう可能性がある→遺伝子レベルでリスクを感じているから、こうなるのではないかと推測しています。
拒否を食らった男性としては、「おまえの遺伝子はダメだ!」という本能的なメッセージもそうですが、「あなたを受容したくない」という存在に対する強烈な批判も同時に受けてしまいます。
トライ&エラーを実行し続けるには精神力が必要です。数々トライしたくとも、エラーが強烈すぎたら精神力を使い果たし、トライできなくなります。
例えばスロットで外れたら大幅な借金を抱える、というルールだったらスロットをやりますか?という質問だとしっくり来るかもしれません。しかもそれが何度やっても外れだったら?元から持っている財布にあまりお金が入っていなかったら?たぶんスロットはもうやらないはずです。当たる確率が低くリスクの大きいものにチャレンジする意味がないからです。

 

非モテ男性の新興宗教「恋愛工学」

この状態に陥った非モテ男性たちから支持を集めたのが「恋愛工学」です。私はあれが大嫌いです。『女性を1人に絞らないことでフラれてもヘコまずに数をこなせるしその方がヤれる』という粗雑な内容のうえ、非モテ男性を食い物にするやり口が新興宗教そのもので胸くそ悪くなります。そんなことで得た自己肯定感が長く続くとでも思っているのか?
しかしこの恋愛工学が理にかなっていると思うこともあります。その理由が先述した「消極的・マイナス思考の非モテ男性を嫌う女性」です。非モテは暗いしきもいしイヤ!という女性が一般的大多数をもし占めているとするなら、『女性を1人に絞らないことでフラれてもヘコまずに数をこなせるしその方がヤれる』の法則を信仰する恋愛工学教に入信することは、成功を掴むひとつの有用な手段でしょう。

 

ぼくは愛を証明しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。

 

 ↑恋愛工学の教科書。正直焚書したいです。

そんな男でいいのか

私はそういう男性はいやです。「恋愛工学爆発四散しろ教」信者としてはこんな本が世に出ること自体クソくらえですが、理にかなっているからこそ発行され信者が増えるわけで、そうだとするなら「非モテもいいんじゃないかな女性」の割合を増やす必要があります(川上対策)
ただ非モテもかわいくていいわよ!と言うだけでは「そりゃお前はそうだろうけど」で終了してしまいますので、前提条件から一度おさらいします。

非モテ男性(女性に慣れていない、女性経験がない、付き合ったことない男性)が暗くて消極的なのは、そもそも女性に受容された経験がなく強烈に拒絶された経験が多いから
・「もっとチャレンジして」という要望だけでは恋愛工学信者になってしまう

 

どうするのか

そもそも女性に受容された経験がなく強烈に拒絶された経験が多いから暗くて消極的だとするなら、単純に受容から入るのがいいのではないでしょうか。強烈な受容。それがなんだかはまだ私にはわからないけど強烈な受容体験が必要なんじゃないかと思います。
恋愛工学でさえ最後のゴールはきっと「受容」です。
要するに「じぶんが必要とされている実感」だったり「じぶんに価値があると信じられること」。その先に何かをチャレンジする気持ちや、発展性のある夢が描けるようになるのではないでしょうか。土壌の悪いところには何も育たないのと同じです。

 

婚活のキーワードも私は「受容」だと思っていて、婚活という選択肢を選んだ今年の人生の課題も「受容」なんだろうな、と感じています。

課題だからこそ実践できず難しいんですけどね…。