結婚相談所で結婚した人のブログ

20代半ばで縁のない環境に見切りをつけて結婚相談所に入会→のち1年後に成婚退会したら今度は母が結婚相談所に入会。結婚までのアレコレを綴ります。

共働き無理だなと思ったので仕事を辞めます

結婚前からずっとフルタイム正社員で働き、結婚後も続けようと思っていましたが
この先正社員で働くのは無理だと思ったので、退職することにしました。

このコロナ禍のただなかで!!!????
という感じですが、むしろ、頑張ってみたけども、もう無理だなと思ったのがこのタイミングだっただけなので、コロナなんぞ知るかと思っています。

 共働きに必要な要件

結婚するまでは私もこう思っていました、
『結婚して妊娠して出産しても、夫の理解を得てなんとかして頑張って仕事を続ければいいんでしょ?』
と。
そんなことはなかった。
共働きに必要なのは、妻の気合と夫の理解だけでは絶対にないです。
必要な要件を確認します。

①妻の気合(仕事を続けたいという意思)

これがないと始まりません。

②夫の理解と気合

女性の社会進出とは男性の家庭進出です。妻の気合に対する応援、肯定という精神的な部分だけでなく、自分も家事育児の担い手であるという意識と実際に妻と作業分担できる経験値や、家事育児を積極的にやってみようとする気合がないと無理です。

③妻の会社の理解

当たり前ですが、妻の会社(と上司)に理解がないと、とても働きづらくなります。

④夫の会社の理解

女性の社会進出は男性の家庭進出です(大事なことなので2度)
夫の会社が『男性で育児休暇を取るのはかなり異例』とか『男性が家事育児をするという前提に立ってない』状況ですと共働きは無理です。

⑤妻の親の理解

見落としがちですし「なくてもいける」と思いますが、妻の親に「結婚したら妻は仕事をやめるべき」「子供は妻がみるべき」という固定概念があると妻のメンタル値がどんどん削られます。

⑥夫の親の理解

ほぼ同上。夫親が「(家事は妻がやるべきなのに)どうしてあなたが洗濯をしているの?」「〇〇さん(妻)は何をやっているのか?」などと夫に言うと、②夫の理解と気合 に影響が出ます。

 

バランスが取れないと無理

女性の社会進出は男性の家庭進出なので、妻がフルタイム正社員として働く場合は、夫がその分家庭に入るか、家庭の仕事(家事育児)を一括して外注するほかありません。(1)家事育児の外注費が夫婦2人の給与に対してバランスが取れない か、もしくは(2)妻が働くより夫が働いたほうがずっと給料が良い 場合は、家計として"妻が仕事をやめて家庭に入る"のが最もベストな選択肢になります。
これを回避するには、夫婦どちらも年収が高いか、妻の年収が産休育休中の年収ダウンを加味してなお夫よりも高いかでないと難しいです。
(妻・夫の会社に理解があり、夫婦で家事育児を半々で分担しても世帯年収に影響が出ない、もしくは親が近くに住んでいて十分な援助を受けられるなどの例外もあります)


少なくとも我が家は無理でして、①~⑥の要件のうち、結婚前は⑤以外は満たしてるっしょと思って蓋を開けてみたら満たしているのが①のみでした。

②は、あるといえばある、ないといえばない、という状態で、夫は「共働きでも専業主婦でもどっちでもいいよ」という意見ですが、自分も家事育児の担い手であるという意識と、実際に作業分担できる家事経験がほぼゼロでした(実家暮らしが長かったためか、お母さんがやってくれていたことは妻がやってくれるものだと思っているし、実際本人はやり方を知らないので、できない)。

さらに夫と私の年収は比較しようがないくらいの差があります。掃除機かけてほしいなーと掃除機を握らせたところで、給与ベースで考えたら自分が掃除機をかけてその間夫は休んでもらって明日よりよい仕事をしてもらったほうが圧倒的に家計にはプラスなわけです。そちらのほうが楽ですし。

 

私に残された選択肢は、稼ぎの何割かを家事育児の外注に使って正社員の仕事を続けるか、やめて家事に専念するかのほぼ2択だったわけですが、仕事と家事を比較したり、他色々な事情を勘案しても、家で家事してたほうがいいな、と思って退職を決意しました。

まったくの専業主婦になるとそれはそれで暇なはずなので、子供ができるまではフリーランス的に仕事をしようかなと考えています。

 

なんというか、そりゃ婚活女性は高年収の男性を狙うし、実家暮らしの男性は避けるよな~~~と思いました。「そういう男性が魅力的だから」というよりは、将来の生活安定性につながる部分だなと改めて思います。


これで夫が自分と同じくらいの年収だったら、周りになにか言われても、うるさいうるさーい!あたしは働くんじゃー!って言うんですが、年収差がだいぶあると「はい……家事ほっぽりだして仕事してすいませんでした…」という感じになります。

というわけで令和も男女同権は遠いねって話でした。

お疲れさまでした。

最強カーチャンもコロナには勝てない

どうもです。

最強カーチャンについてですが、仮交際の人が決まる前に新型コロナウイルスの感染拡大防止期間に入ってしまったため、活動のすべてを一旦休止しているそうです。

この時期に婚活してたら、どうしてたかなあ…と思っています。

もちろん、休止したと思いますが、気持ちばっかり焦っちゃって、大変だっただろうと思います。今活動中の方は本当にすごい。。

 

そんなこんなで大して書くことがないので、生存報告だけしておきます。夫婦揃って元気です。

 

最強カーチャンの近況

お久しぶりになったので最強カーチャンの近況を語ろうと思います。はい。

 

シニアにして自分の家系の存続を気にしすぎた結果、子供が欲しいというワンダーな結論に着地した爆死マンを全力で「ないわー!」した母は、次にまあそこそこの家に住みまあそこそこの収入で平凡な感じの優しい男性とマッチングしました。
本人曰くお見合いから仮交際へのステップは「ま、いっかな」のレベルだったそうで。

しかし。お相手の男性はお見合いの時点で最強カーチャンにメロメロ(死語)になってしまったようで、仮交際のデートもそこそこに「かわいいなぁ♡」「すてきだなぁ♡」などの言葉を連発。
長電話こそしてこなかったものの母のテンションは日に日に下がっていき、LINEでは「毎日の連絡はお互い仕事もあって大変だからいいですよって送っといた」「次はどこに行くかしかLINEしてない」「連絡はだいたい2日おきくらい」……。アカンやつだ!これ、アカンやつ!と私が思った頃、カーチャンは珍しく立て直し・様子見のポジションで『お見合いって、こんなもんなの?なんか、全然その気になれない…』とLINEを送ってきました。

ねえ正直収入とお家があればハゲでもデブでもいいって言ってたけど外見も見てるよね?

と言ってみたものの「うーん、まあねえ、うん」と微妙な返答。どのみちまだ2回しか会ってないというので、まあ様子を見てみるか…。と思ったものの、
ついにその次のデートで『指輪を見よう!!!』と言われたのが母の中で「自分だけ勝手に進めようとして、身勝手!」というジャッジになり、ついにお断りとなりました。そして最強カーチャンはふたたび振り出しへと戻っていきました。
カウンセラーさん、なんて言ってた?と聞いたら、「ええ!!??いいんですか、もうお断りで!?後悔しませんか!?」だそうです。うん、ですよね。カウンセラーさんは今頃扱いに苦心しているところでしょう。お察しします。

 

主人に「というわけなんだけど、なにかアドバイスはありますか」と聞いたら「お義母さん、まだお気に入りの人というか、ピンと来るような人に出会ってないような気はするよね」。ふーむ、確かに。


資産総額はいったん脇において、ちょっと格好いい系も狙ってみたらどうですかね…。  

マッチングアプリはやっぱり結婚相手探しに使えないと思った話

以前書いたかもう忘れてしまったんですが、
結婚相談所に入る前、一時期ブライダルネットを使ってたことがありまして。
(ブライダルネットとは:IBJ運営のネット婚活サービス、ほぼマッチングアプリ


それをどうして思い出したかというと
夫も「結婚相談所入る前にブライダルネット使ってた」と言い出したからでして。

……いや、同じの使ってたなら
そこで出会えば安かったのでは??

と一瞬思ったのですが、ブライダルネットだとおそらく結婚まではいかなかっただろうなと思い直しました。
マッチングアプリだと効率が悪すぎるんですよね。具体的に挙げるとこういうことです。

 

  • 最初に会うまでが長い

会ってみないとお互いの相性や良さなどは見えてこないわけで、そう考えるとマッチングアプリはまず会ってみるまでの時間と労力がかかりすぎです。
お互いいいねしてメッセージができるようになってから初めてのデートに行くまで何度もメッセージのやりとりをしないといけない、かといってすぐ会うのも怖い。
と思って慎重にやりとりしていると途中でフェードアウトしてしまう人がいたり、苦労して会ってみたら写真と全然違って振り出しに戻ったり…。

  • 「ごめんなさい」が難しい

結婚相談所なら会ってみて「なんか違ったな」と思ったらお断りすればよいだけですが、マッチングアプリの場合は、会ってみてなんか違った場合にフェードアウトか既読無視しかないので、相手方の期待が高いとなかなか切りづらいところがあります。
この前の最強カーチャンに連日長電話した人みたいな雰囲気のときにしんどくなります。

  • あぶない

実はマルチもしくは宗教の勧誘であったとか、男性なら美人局でぼったくりバーに連れて行かれるとかです。女性だと身の危険を感じるようなことに遭遇する危険性も考えられます。

  • 嘘かも

上のあぶないに関連しますが、マッチングアプリの多くはプロフィール上の職業・年収・卒業大学等の記載に証明書が必要ないので、いくらでも嘘を書くことができます。例えば男性なら医者や弁護士、会社経営者など女性から人気の高い職業と偽ったり、女性なら美人の画像を無断で使用する・アプリで盛りまくるなどした画像でマッチングアプリを利用することも可能です。

  • 全員の目的が結婚とは限らない

最終的には結婚を見据えていたとしても、マッチングアプリは彼氏彼女を探している人も使うものなので、うまくマッチングしていい感じになったものの、最終目的が結婚の場合はタイミングや目的の部分でミスマッチが起こってしまう可能性があります。

  • 踏ん切りがつかない

相手が誰かと並行で交際(デート)していた場合に、結婚相談所であれば真剣交際(本交際)のしくみがあるので、"自分とのこれから"について一人に絞ってじっくり考えてもらうことができますが、マッチングアプリでは誰が管理しているわけでもないので相手がまだ誰かと連絡を取っているかどうかさえ確認できません。どれくらい自分が本命そうなのかも当然わかりません。カウンセラーによる第三者のフォローや仲介もないので疑心暗鬼になって爆死したり、片方はサブだと思っていたのに片方が本命だったりすると修羅場になったりします。

 

…というような感じで、ちょっと思いつくだけでもいろいろなデメリットがあります。

マッチングアプリは基本無料なことが多く、いつでも始められていつでも辞められるというお手軽さはありますが、彼氏彼女はともかく結婚相手を探すツールとしてはほぼ使い物にならないレベルじゃないかなと思います。今週のデート相手を探すとかならいいかもしれませんが…。

最強カーチャン、跡取りを要求される

いつの間にか年末年始を迎えていました。今年もよろしくお願いいたします。

 

さてシニア婚活に勤しんでいる最強カーチャンですが、うまくいっていた本命の人をなんとNGにしたと連絡が入ったので「おおおお荒馬ついに本領発揮かあああ」と慌てて詳しく聞いてみることにしました。すると、

 

『子供がほしい』と言われたそうで。

 

は?だって相手の男性70代だよね??70代でしかも子供いたよね???と聞いたところ、
男の子供は複数人いるけども、孫に男子がいなくて、もう新しく孫ができる見込みもない。
つまり自分の家はここで途絶えてしまうのではないか?という焦りから結婚相談所に登録したそうな。
そして母と出会った。

 

『僕は子供や跡継ぎがほしい。

君の娘夫妻が自分の名字になってくれるなら本交際に進もう』といったらしいのです。

 

はい????????

 

どどどどどどういう理論じゃ。

私たちはあなたに会ったこともないぞ??そして子供しかも息子ができるとは限らないのでは?????もしできなかったら??女の子だったらどうするつもりだ???

 

まあ、そりゃNGだなあ…。と思いました。

つまり跡取り(自分の名字・家を継いでくれる人)が欲しいので、自分の子供がほしい。当然母はすでに物理的に考えて子供を産める歳ではないから、妥協案として出してきたらしいのです。

そして母くらいの年代よりもさらに下、30代後半くらいの人にも申し込みをかけているっぽい雰囲気という。
うおー、それは婚活ガチャ爆死おじさんのテンプレでは。

70代でまだ子供つくれる気でいるのか…超元気だ……生涯現役なの…?

 

そういうわけで最強カーチャンの婚活は振り出しへと戻っていきました。

なんか、あれですね、シニア婚活も闇が深いなと思うエピソードがいろいろでてきますね。
子供というより自分のDNAや戸籍的な意味での家の引き継ぎ先を壮年期の婚活勢よりさらに逼迫して求めるところに地獄みを感じます。

カーチャンがめげていないことと、相談所のカウンセラーのフォローが適切なのが救いです。

 

と他人事のように考えていたら義母に「どう?子供、できそう?」と聞かれて焦りました。それは誰も知らない!!。
私よりもむしろ目の前の神様に聞く案件では?(初詣中に聞かれた)

自分と+50代(親世代+10代)くらい離れると、さすがにジェネレーションギャップを強く感じるなと思ったりした年始でした。

考え方や価値観が違ってもみんながハッピーに暮らせますように。

 

誤解されやすい結婚相談所でのあれこれ

はてこさんの結婚相談所の記事が、「なんかちょっと違うかも」と思ったので。

生鮮食品と婚活市場で違うのは、商品と違って婚活中の会員はデッドストックでも価値がある(月会費による一定収入が発生する)し、成婚料がない相談所の場合はあえて積極的に成婚に持っていかないことで会費をなるべく長く払ってもらうという戦略すらもあるという点だと思います。成婚しない人が延々と在籍していても経営上はデッドストックという認識にはならないのです。
では結婚相談所では一番何が重要かというと入会者増で、入会すれば入会金は入るし月会費は毎月収入予測が立つし、さらに成婚したら成婚料も入ることになるので、とにかく1にも2にも会員増を狙うのが経営上のスタンダードになります。

ここで思い出したいのは婚活のメインユーザーは女性であることで、セオリー通り行けば女性向け、しかも恋愛経験があまりない傾向の女性にマーケティングを仕掛けていくことになります。
そうなると、ウチは学歴で足切りして有名大学・大学院の方を集めておりますとか、医師・弁護士など士業の方に使われておりますとブランディングしていくと集めやすいことはあると思われます。私の完全な予想ではあるものの、IBJには専門学校卒の男性も一定数いたので、男性の学歴にこだわっているというのはあくまでも女性向けの入会案内の際の「安心保証!」みたいな言葉であって、大した意味はないのではないかと思っています。
そもそもIBJでは自分でプロフィール検索できるので、足切りのラインは比較的自由に設定できます。学歴で足切りしたい・したくないという個々人の女性の要求を男性の入会時に厳正に審査する必要はほぼない。はず。もちろん入会時のプロフィールの内容が事実であるかは確認しているはずですが。

入会条件の経済状況についてもおおむね上と同じ「安心保証!」みたいなものだと思っています。IBJにはフリーランスや自営業の方もいました。プロフィールの担当者欄に『フリーランスとして独立されていますが、安定した顧客先をすでに構築されておりますのでご安心ください!』と書いてあるなどしたので、あまり人気がないのかなと思ったことはありますが。
要するに経済状況の審査というのは結婚生活に耐えうる経済状況でない人は入会できませんよという意思表示ではないかと思います。そもそも家族が作れないような経済状況の人が結婚相談所で結婚を目指そうとは思わない気もする

他の細かい項目だと、親と同居して家業を手伝っているから、実家の離れに住んで一緒に家業を手伝ってほしいという条件で隣の隣の県から申し込んできた人もいたし(転職する気はないので迷った末に断った)、地方在住どころか船で全国を回っている職業の人も申し込んできた(迷った末にry)
持病がある、家族で信仰している宗教がある、奨学金・車や家のローンがあるというのもプロフィールで見たことがあります。「あるから入会できない」ではなく、おそらくは「入会するも苦戦」。どちらがいいのかはわかりませんが。

そもそもIBJ自体は「連盟」なので、私の中ではデータベースの名称に近い認識で、それぞれの相談所にいろいろな会員募集の手段があり、会員になることのできる規定もそれぞれ微妙に違います。IBJフランチャイズ開業でも展開していますので、IBJ名指しで「金持ちと高学歴しかはいれないっぽいけど、そこから溢れた人に結婚の資格がないわけじゃないしおすし」という趣旨の記事を書くのはちょっと違うかなと思ったりしています。

確かにちょっとくらいキズがあったり色づきが悪かったり形がいびつでも皮を剥いてしまえばおいしい桃はいくらでもあります。あるはずだけど、"自分の一度しかない(はずの)結婚の相手"に、不安要素がある人を選ぶのは難しい。それはリスクを取りたくないからというのもあるし、傷がある、傷物で妥協、市場にも出せない…そういうのはまやかしではなく、人からの評価を重要視する人にとってそれは盛大なリスクだからだと思います。生鮮食品なら風評被害。友達からどう思われるのか、家族からの評判は、そういったところを優先して、そこからさらに"いい人"を選びたい!という人が集まっているのが結婚相談所だったりします。婚活界隈になんとなく感じる地獄みというのはそういうのから来ていたりするのかもしれません。

あとこの記事は結婚相談所で誤解されがちな部分の結晶といってもよくて、基本的に結婚相談所では誰にでもお見合いを申し込みできます。そのため自分の条件に合わない人からも申し込みが来ます。たとえば自分の条件が身長170cm以上次男年収500万以上大卒33歳位として、相手が身長168cm長男年収400万専門卒37歳とかでもお見合いの打診は来ます。もっというと身長160cm長男年収800万45歳とかも来ます。そこからプロフィールと写真を見て、会ってみるか断るかは自分で選びます。
しかも大抵の場合プロフィールにはそういう細かい指定は書かないのが"お作法"で、私も相談所に提出した条件は「自分の年齢~40歳まで、年収300万以上、猫と暮らせる人」だったのが、相談所が作成した最終決定のプロフィールでは「優しい人なら嬉しいです」になっていました。どういう変換や?
話が逸れたけど、つまり結婚相談所での指定条件はそれ以外の人とは会わない・会えないというわけではなくて、自分から申し込むときのフィルタにすぎないのです。

他にもドレスコード・お見合い時は男性全額支払いなどいろいろなお作法があるけれども、これは正直テストや面接というより「じゃあとは自由にやってね」だと異性経験のない人が突拍子もない行動を取ってしまうのを防止する意味合いと、トラブル・相談対応にあたるコスト削減のように思えます。「1から服装の相談に乗るのめんどいからドレスコード決めとけ」「おごったおごらないでトラブル処理すんのめんどいから初回は男性が全額出すって決めとけ」みたいな。最強カーチャンの会った電話長すぎおっさんのように経験の無さによる致命的な行動ミスを繰り返すと結婚できる要素があっても結婚できない状態にずっとはまってしまうこともあると思います。そもそもそういう状態にあるからこそ相談所に来ていたりもするわけで、そこからどうにかして短期決戦で結婚まで持っていくことを考えるとスパルタちっくな教育や就活のようなルールを徹底していく必要もあるんじゃなかろうか。

 

夫からみて私の難点は両親が離婚していることと外見がそんなにタイプど真ん中ではないことで、私から見て夫の難点は背が低いことと決断力がないことでした。どちらも結構な難題ではあったように思うけどもなんとかかんとか今一つ屋根の下で暮らせているのは、お互いに一緒に暮らすにおいて前述の項目がそんなに問題にならないということに回数会うことで気づいたからだと思います。
これはその人に会う前からどうこうできる問題ではないです。たとえば夫とお見合いする前の私に「決断力が無い人もいいよ」といったところで「お前は何を言っているんだ」と言われて終わりだと思うし、私と会う前の夫に「両親が離婚している人も大丈夫」といったところで「どう考えてもめんどくさいからいやだ」と言われることうけあいです。とにかく会ってみてしばらく一緒に過ごしてからの話なんですよね。パートナーシップはそこからはじまるんだと思います。皮肉にも条件をつけあった同士で、自分の暗黙の条件・理想とはちがう部分が相手に出てきて、それでもまあ一緒にやってく気になることが第一歩なんじゃないかと。夫よりいい条件の人は確かにいたし、夫にも私よりいい条件の人はいたかもしれないけど、それでもお互いがお互いを選んだのにはそれまで構築してきた関係性があったからだという趣旨の話をしたときもあったし。

プロフィールでのぶん殴り合い的側面があることは否めないけど、けっしてそれだけではない、というのが結婚相談所だと思います。

カーチャン、くれない会入りを狙う

引き続き最強カーチャンシニア婚活です。

 

前回の長時間電話おじさんは相談所に文字通り相談したところ、
無事会う前にNGに切り替えられたそうです。
さすがに相談所のカウンセラーさんもドン引きだったらしく「今後は婚姻経験のある方をメインにしましょうか……」と言っていたらしいです。うん、それがいい。
カーチャンきれいすぎるから未婚の人はちょっとメロメロ(どう考えても確実に死語)になってしまうんだと思う。と娘が言うのもなんですが。

 そしてNEXT!と入国審査官のように次の方とお見合いしたカーチャン、このお相手が大学教授かつ兼業大家でもあり、自宅は誰もが知る高級住宅街の住所、しかも猫好きというカーチャンぴったりの人でした。聞いたときはなんだそのステータスはコバルト文庫のヒーローか!?と思いましたが、こういう人って世の中に本当にいるんですね(混乱)。

ただカーチャンから申し込んだというので、これはどうかな、と思っていたのですが、無事OKをもらってきました。ここまでカーチャンOKお相手NGなしという負け無しの戦歴はさすがの最強カーチャンです。

 

ちなみに、私のトーチャンのカーチャンの弟(私から見たら大叔父)は、同じく大学教授でして、トーチャンとカーチャンの仲が良かったころはよく食事に誘ってくれたりお家に呼んだりしてくれていたようです。その頃からカーチャンには教授夫人へのあこがれがあったようなので、もうこのままうまくいってください。まじで。くれない会*入りも夢じゃない!

*:『白い巨塔』で出てくる浪速大学医学部教授夫人会の名前。なおお相手は医学部の教授ではない(はず)。