結婚相談所で結婚した人のブログ

20代半ばで縁のない環境に見切りをつけて結婚相談所に入会→のち1年後に成婚退会したら今度は母が結婚相談所に入会。結婚までのアレコレを綴ります。

婚活実録編35:交際終了。

このまえお見合いしてOKになり仮交際を開始した方、早くもお断りすることになりました。もうちょっと大人しい感じの方かなと思ったんですが、違うみたい……。

初対面の時点でなんとなく「あれ…イメージとちがうかも」とは思いつつ、こちらが申込で話も盛り上がったのにNGを出すのが気が引けるみたいなところもあって交際OKしてしまい。。。お見合いのときにお話が盛り上がって「今度はぜひご飯でも行きましょう!*」って言われちゃうと、どうしても断りづらいところがあります。もしかしたら全員に言って打率を上げているのかもしれませんが。
*:本来お見合い時には交際OK/NGを本人同士で伝えてはいけないルールなので、こう言ってしまうのはややグレーではあると思います。暗に「私は交際をOKしますよー!」という意味なので。


その人がなにか気に触ることを言ったからとかそういうことではなく、もうほんとにただ交際時のフィーリングが合わないだけです。そもそも、性格も自分との相性もわからないまま、一回一時間ちょっと会っただけのフィーリングと文字数の限られたプロフィールでそのあたりの見当をつけて2人きりで毎日LINEして毎週のように会おうというのだから、その行為自体相当な高難易度。そりゃ見当違いも起こるでしょう。まあでも、「見当違いだったかも」という推測自体見当違いである可能性もあるので、とりあえずもう一回会ってみましょ、というわけで会ってみることにしたのですが…怒涛の食事先候補の提案(2件くらいでいいのに…)、毎日3回は来るLINE。それなのにこっちは前日に待ち合わせ場所のルート確認もしてないうえ降車駅の名前がうろ覚えで間違えてしまい大幅に遅刻。しかもなぜかお名前が覚えられない。仕事でも人の名前が覚えられないことはそうそうないのに、なんでこの人だけ覚えられないのか自分でもさっぱりわかりませんがとにかく覚えられない。唱えても唱えても忘れてしまう。どういうこと。
この方は私と交際しててもこの先気の毒なことにしかならない気がする…頻繁な連絡がいい人と交際したほうがきっといい……お名前も覚えられないし、なによりこの先この人と手をつなげるか?と考えると無理だなと思ったので、このまま交際を続けてもお互い時間と気力の無駄だと判断し、お断りしました。「もっと一緒に行きたいところがあるからまたぜひ」と別れ際に言っていたので、かわいそうではあるものの、彼だって気乗りしてない女性にデート代を出してお金を無駄にするのはきっと本意ではないでしょう…。お見合いのときからピンと来る方だとこうはならないはずなので、そういう方を探そうと思います。。

 

元本交際の人とはあいかわらず。「その人のことをどれくらい受容できるかが鍵だと思う」と成婚へのテーマを掲げていて(言ってもないのに同じテーマ掲げてきたぞ!?)と思った。あなたはもう十分にピンと来てるからこれ以上ピンとこなくていい!!!!追いピンやめろ!!

 

(以下、比較的どうでもいいおしらせ)
ブログのデザインをちょっと変えました。
具体的にはPCから見た時の本文の幅などを変更しました。
本当は全部レスポンシブにしてスマホから表示した時もPCとほぼ同様の表示をしたいと思うのですが、久々にCSSを書いたらけっこう忘れていたのもありぐぐってばかりで作業があまりはかどらず。。とりあえずこのままで。このブログは成婚退会したら終わりにしてネットの海に放置する予定なのであまり手間を掛けても…というのもあります。いつ成婚退会するんだか知らんけどな!。
あとデフォルトで結婚式っぽい写真がアイキャッチ画像として表示されるようになりました。雰囲気、大事。予祝です予祝。

 

営業くんと飲みに行った話

人生にはなにがおこるかわからないのです。今週の頭もそうで、ananの占いで「もう週頭は不調。恋愛も仕事もだめ」とばっさり切り捨てられた、その週頭に、取引先の営業で同い年の男の子がひょっとオフィスを訪ねてきました。
あまり大声では言えないのだけど、うちはほとんど自営レベルの人数構成で、わたしは7割くらいの時間をひとりで仕事していて、うちのオフィスはこの営業くんの臨時休憩室と化しています。といっても季節ごとに1回くらい、どうしてもサボりたくなったときなのか、夏の猛暑に耐えかねて冷えたお茶を飲みたくなったときなのか、仕事でヘマしたときに一時的に退避したかったのか、理由はよくわからないけれど彼は油を売りに来ていて。たまに本当に契約するときもあるものの、彼が扱っているのは大企業に導入されるようなOA機器なのでそうそう契約はできない。そんなこんなで彼とは4年くらいビジネス上の知り合いをやっています。
その彼が大体4ヶ月ぶりに顔を出しまして。佐野岳によく似ている営業クンはニコニコしながら「昇進したんすよ」と刷りたてだという名刺を差し出してきました。なるほど名前の上にそれらしき肩書が追加されている。「そうなんだ、よかったね」「辞令出たのもうほんと最近なんす」という。「それで今日は何の用?」と聞けば、印刷機器の展示会があるので来てくれないかというよくある話でした。
「会場がうちの営業所のブロックから遠いから誰も来場者とれないんすよ。うちの営業所で1人は来てもらおうって言ってて。でも今の時点でだれも取れてない」「なるほどね。日程はいつ?」「明日っす」「だいぶ急だね」「そうなんすよ。5時まではやってるから終わり際に行って、一緒に飲みませんか」おお。それはいい。というわけで営業クンと展示会に行き、その後飲むことにしました。

ところが、展示会はいつも通りだったのに店に入ってから急に静かになる営業くん。なんかテンション低くない…?いつももうちょっとしゃべるタイプだった気がするんだけど、と思いつつ20分くらい飲んだり食べたり。
ついに沈黙に耐えかねて「わたし今婚活してるんだけどさ」という話を切り出しました。「ええ!マジっすか」食いついてくれてよかった。「春にお見合いした人と梅雨くらいに「あなたで本格検討します」のフェーズまで行ったんだけど、9月なかばくらいに今後どうするか聞いたらまだ考えたいし他の人と会ってみて考えたいって言われて戻したのよ」「は、なんすかそれ、ダメじゃないすかそいつ」「一応年明けの1月半ばでどうするか決めるって本人が言ってるんだけど、ほんとに決められるのかどうかわからないし、断られたら断られたでどうしたらいいかわかんないし」「そもそもその相手の何がいいんすか、沓子さんにとって」「これがうまく言えないんだなあ、いろいろある気はするんだけど、どれも日本語にできない」「なんかいいとこあるから別れて他の人には行けないってことっすもんね」「そうねー」「そもそもなんで相手は沓子さんに決められないんすか」「決めて失敗するのがいやなんだって」「そいつやばくないすか、沓子さん前にして失敗するのがいやって、すげぇ失礼じゃないすか、沓子さん失敗なんすか」「うーんありがとう、営業くんの男気をわけてあげたい」「はあ」
営業くんが生ビール3杯目にさしかかるころ、「正直に言っていいすか」とたたずまいを正して言い出した。「ぼくそいつが沓子さんに決められるとは思えないんすけど。色んな女の人と遊べる状態でさぁじゃあそろそろ決めますかってならないですよね普通」「うーん、遊べてるのかどうかはわかんないけど、その日が来たからハイ決めますってことは多分できなくて、ダラダラしながらもうこれ以上伸ばしてもしょうがないでしょ、成婚退会しよ、って感じになると思う」「クソじゃないすかそいつ」「そうねー」「僕がその人の年齢で10歳以上も年下の女性から言い寄られたら会費倍払いますよ」「それはウケる」

そんなこんなで本交際してた人Disりが続き、ひとしきり飲み食いしたので出ますか!とチェックして外に出てみると雨が。「うっわ雨だ、僕傘持ってないんすよね」「大丈夫、折り畳み傘持ってる〜」「まじすか!うーん営業マン失格っすね」といいながら、広げた折り畳み傘の持ち手を実に自然に持ってくれた。さしてくれるらしい。「持ってくれるの?」「当たり前じゃないすか」当たり前じゃない。本交際してた人と同じ傘に入って歩いたことがあるけど、終始わたしが持っていた。
駅の改札前で別れて、電車に乗り込んですぐLINEがきた。「楽しかったっす。大変な時期だと思いますけど、僕はいつでも沓子さんの味方なんで、またいつでも飲みにいきましょう」えらい。えらいね。多分『あたりまえっすよ』って言うんだろうけど。
これが月9ドラマなら路上でキスくらいしてるだろうなと思いつつも、これは現実なのでそういうロマンスのあるストーリーにはなりませんでした。ロマンスのあるストーリーに持っていこうという気も起きなかった。あんぽんたんです。

本交際していた人の何が良くて、何でその人と結婚したいと思っているのかは未だにうまく言語化できないものの一つです。そばにいたいと思っているとかそういう次元ではなく、そばにいるべき人間だと知っている、と言ったほうがしっくりきます。なぜそうなのかは全然わかりません。自分で申込も支払もしたのにそれをすっかり忘れていた通信教育という感じです。家にその教材が届いた時「ああ、やらなきゃ」と思うような。もしくは着払いで強制的に届いたと自分は思っていたんだけど、「これだいぶ前に頼んでた…」となんとなく思い出した感じというか。

 

これまで、営業くんだけでなく、この前の精神保健福祉士さんとか、友達、ブログを読んでくれているみなさん、たくさんの人のサポートが受けられて、自分が予想しなかった人にも自分の人生を応援されてるんだとわかりました。婚活をはじめてよかった一番の点はここだと思っています。
みんな心配してくれているのはわかるのですが、どうも私にはこのどうしようもない人が人生の履修事項のような気がするのです。もうちょっとお付き合いください。

婚活実録編34:婚活ガチャ爆死おじさんが爆誕していた件

週末に2人お見合いしてきました。
申し込み側と申し受け側と両方でしたが、どういうわけか申し込みのほうが交際成立で申し受けがだめでした。え~~!!!お二方とも楽しくお話できたし「これは2人とも交際成立いける!」と思っていたので混乱しています。申し受けはどうも向いてないのか…申し受けからはお見合い組みたくない…(´・ω・`)。
申し込みは期限ぎりぎりになってもう1件お見合い成立したのでそちらにも期待したいと思います。ふー。

 

本交際してた相手にこのまえ言ってた人とはどうですかと聞いてみたら「最近忙しいみたいで会ってない」。それ…『会うのめんどいなぁ~そろそろお断りしよっかな~~』と思われているのでは。いや知らないけど…。
そして申込みがぜんぜん通らないというので、どれくらい申し込んでどれくらいだめなのかと聞いてみたところ「沓子と仮交際にしてから誰からも申し込みOKがない
ウワーーーーー!!婚活ガチャ爆死おじさん既になってた!!!!まさか2ヶ月近くも申し込みNGのみだったとは…。心が折れないのすごい。けど状況はまごうことなき爆死おじさんのそれ。なお御本人は『もうちょっと年齢を上げればいける』と推測していますが、20代で爆死するからとしぶしぶ対象年齢を上げた場合、お見合いまで進める確率は確かに上がるかもしれないけど、交際中のふるまいも成婚退会への意欲チェックもスピード感ももっとシビアになると思われるので、交際が長続きしないのでは……。ま、いいや…。

婚活実録編33:現状と心境について

怒涛の連続出張を終えてようやく週末にゆっくり時間が取れるようになりました。
相変わらずあんまり気乗りはしない状態ですが、とりあえずしばらくお見合いはしていってみることに。

システムを見ていないと新会員さんなどが入って検索結果の顔ぶれが微妙に変わるので、ちょっと会ってみようかなという方がいないか探してみました。
ひとり新しく入った方で会ってみようかな、という方がいたのですが、、
希望欄に「家族関係が良好な方」
うーんと、それは、両親が離婚してるのはダメな感じですか?
ダメなんだろうな…一般的に考えて両親が離婚してるのは良好じゃないよな…と思って申し込みはよしておきました。またこの問題かーーー。。ふう。

いや、知ってますよ、それだけじゃなくて、とか学歴とかおっぱいとか、そういう、様々な要素が複雑にあっての総合評価としてみんな判断しているんだということは。いちばん"そのせい"にするのが手っ取り早くてわたし要因じゃないから、目立って見えるのはよ~~~くわかってます。
わかってるけど私が結婚するまでの間再婚してくれないかとたまに思います。

それはおいといて、(現在の気持ち的には)最後の一斉申し込み祭りを開催しました。といっても約10人ですが…。
申し込みと申し受けから1件ずつお見合いが組めたので、会ってこようと思います。

 

メンタルに傷を負ったときの〜で書いた仕事でかかわりのある精神保健福祉士さんと飲む機会があり、お酒の勢いで『カレシいるのっ?』と聞かれたので婚活について相談しました。

ざっとこれまでの経緯を話して、どーーしたらいいんですかねわたし、と言ったところ、『え、とうこちゃんはさ、その人のどのへんが好きなの?というかどのへんで結婚したいなと思ったの?優柔不断なとこはいいの?』と聞かれたので回答。『会ったときからピーンと来たし、匂いがよかった*のと…あとうちの両親はノーブレーキで突っ込んでいくタイプなので、人生で事故ったときに大変なことになるということを身を持って知ってます、けど私も両親に似てイケイケドンドンタイプなので、慎重派でブレーキかけてくれる相手を結婚相手に選ぼうと思って…』『ハハハハハ!!!!!!要するに優柔不断なとこがいいってことね!!いまめっちゃブレーキかかってるところじゃん!!!まさにブレーキ!!バッチリ!!!』『いやまあそうなんですけども…』『でもそういう人がいいんでしょ?』『ハイ(苦い顔)』『(大爆笑)』
*:匂い大事。本能的に、お父さんみたいな匂いがする人とは結婚無理でしょう。そういうことです。

 

一通り大爆笑されたんですが、まとめとしてはこんなかんじでした。

・婚活とはいえまだ会って一年経ってないからそんなに相手に結果を急かすこともないのでは?。
あなたの求めるブレーキはその相手に搭載されてる(笑)
※さすがにプロで言い方が優しいけど、『慎重さを求めるならスピーディな決断を同時に求めるのは矛盾してないかな?』という意味。だと思う。
・相手が他の人とお見合いしたり会ったりしてるなら自分も他の男性とちょっと遊んでみては?。←してます
・単に自分からお断りできないだけという可能性もあるからよく観察しよう。
・決められない系男子は悩んだ末に元鞘に戻ること多いよ!(いや元鞘て…)
・そもそもなんでそんなに結論急いでるの?相談所以外で会ってたらそんなに急がないって思ってるなら急がなくていいんじゃない?
・ちゃんと本人が期間区切ってるなら思い悩まなくてもいいのでは?。
・相手の慎重さは結婚してからも一生続くからね、「このハンコはやく押して」って場面くるだろうけど、それでもいいのかよく考えてね!。


結論としては、もうちょっと自分の気持ちをゆったり持ってお付き合いしよう、それができないならそもそも結婚(生活)は無理だな、
ということに自分でなりました。そう言われたのではなく会話から導かれた自分の結論です。
なんか、6000字投稿見ればわかるとおり、思い悩むという表現のまさにそれというくらい悩んでたんですけど、そんなに悩むほどのことでもなかったかなという気になりました。私ももれなく酔っ払っていたので時間感覚はあいまいですが、この話題だったのは大体10-15分くらいだったと思います。すごくない?10分から15分で人生の悩みが小さくなるってすごくない?お悩みZIP圧縮かよすげーな。

このようにプロのカウンセリングというのはめちゃめちゃ有用ですので、みなさん思い悩んだらぜひ。

メンタルに傷を負った時の手当について

このブログでは私の仕事内容について意図的に一切触れていませんでしたが、わけあって精神科の医師や精神保健福祉士とかかわることの多い仕事です。といっても実際に患者さんと接することはない、ちょっと複雑な立ち位置です。

この仕事に就いてから思ったのは、世の中、精神的な疾患を気合でなんとかしようと思いすぎなことです。
たとえばあなたが骨折したかも…と思ったとき、即座に救急車で病院に行って正しい処置をするはずです。これがなぜか精神のダメージだと「気合」「なんとかなる」「ほっとく」みたいな考え方があまりにも多いと思いませんか。心の傷だと血は出ないし、まあ歩けるし、痛くもないですが、涙は出るし物理的にどこかが痛いときと同じかそれ以上につらいはずです。じゃあなんで病院に行くほどではない場合にどう対応すればいいか(家庭の手当)について、これほど資料が少ないのか。
というわけで、婚活ブログにしてはちょっと趣旨が違いますが、高ストレスな状態に置かれてしまった際の心の傷の処置について書きたいと思います。

★一応書いておきますが、私は専門家ではありません。以下はいわゆる「風邪をひいたときはポカリがいいよ」というレベルの話です。

 

①程度の確認
もし(1)希死観念(しにたい… or 生きるのやめたい…)がある場合や、(2)いつもの気分の落ち込みとは明らかに違う場合、(3)眠れない、もしくは食事や入浴の楽しさがない状態が2週間以上続いている場合 は、ためらわず精神科を受診します。いつもの風邪とは違ったら内科にかかるのと同じです。精神科についてはイメージ的に誤解されることが多く、「向精神薬の依存症になるのでは」と思う人や、受診に際して周囲の人がそのようなことを言うケースもありますが、ひとつはっきりしているのは「薬は良くない」という言葉が病気を治してくれることはありません。死んでからでは遅いのです。

②考える時間を減らす
ショックな出来事ではあったけれども、上記にはあてはまらない、ただただつらい(;_;)という場合は、いわゆる擦り傷、風邪と同様、家庭の手当てでしのぎます。あらゆるうつ・うつ状態の原因は反復思考にあるそうです。日々の生活の中で「ショックだったこと」をいかに思い出さないで済むかが回復のカギになります。
(1)いうてもすぐは無理
「考えないように!」と思うとよりしんどくなるので諦めます。ショックな出来事から1週間程度は考えないで過ごすことは不可能です。無駄なあがきは止します。泣きたい時は泣くに任せます。Lemonが聞きたい時はひたすらLemonだけ聞きます(個人的な対応)。
(2)テトリス・パズルゲームなどをやる
ストーリーや対戦要素のあるゲームは負担になるので、テトリスや2048など単純なゲームをやります。なるべく無理なく、ショックだったことを考えないようにするためです。テトリスは特にPTSDの発症を予防する効果がある(かもしれない)とされているのでおすすめです。私はテトリスが下手すぎるのでもっぱら2048です。編み物や縫い物もいいと思います。
(3)考える時間を区切る
「あ、いまショックだったことについて考えているな」と気づいたら、「いま考える時間にするかどうか」を判断して、考える時間にする場合はいつまで(昼休み終わるまで、電車降りるまでなど)にするか決めて、その時間が過ぎたら"考える時間にしない"ようにします。「あ、いまショックだったことについて考えはじめたけど、いまそれについて考えるのはちょっと置いておいて、あとで考える時間のときにしよう」と。まあ3分後とかにまた考え出してしまうのですが、その場合もひたすら「あ、いまショックだったことについて考えはじめたけど(略」で流していきます。ここでも「考えないようにするーー!!!」ではなく、「今はやめとこう」みたいな感覚です。徐々に考える時間は減らしていきます。でも何度もいいますが最初は無理なので、1日に10回以上あってもいいです。まず10回以下にするチャレンジから。

③人に話す・書く・描く
起きた出来事を人に話すのもよいです。ただし話す場合は注意が必要で、話した相手にショックなことを言われると追加で傷ついたり、それによって話した相手との関係が修復不能の状態まで悪くなってしまうことがあります。プロのカウンセリングを利用するか、そこまでじゃないという場合は占いに行くというのも選択の一手です。占いはある種のカウンセリングなので。ただ、占いもピンきりですから、運が良くなるというふれこみの高い壺やブレスレットなどを買わされないように。。。

あとは日記をつける、そのことについてメモやノートに思うことをただただ書いていく、その出来事を象徴する絵を描くなどもいいです。

④ネコを吸う
犬派の方ブラウザ閉じないでください。ネコでなくてもいいです。というかネコを吸うに匹敵するストレス緩和方法ならなんでもいいです。アルコールなど身体に負担のかかるのはやめておきましょう。ストロングゼロよりネコ吸いのほうがはるかに健康的です。普段から疲れたときに行う癒し〜♪になる行動を積極的にとります。映画でも音楽でもケーキバイキングでもスーパー銭湯でも散歩でも水泳でもいいです。でも猫はいいぞ。

⑤変えたいこと、変えたくないこと、変えられること、変えられないこと
④までくると大分気力が回復してきます。メンタルに傷を負った原因が短期的な出来事ではなく繰り返されることが予想される場合には、様子を見つつこの先どうするのかを考える必要があります。そのままでは今回はどうにか立ち直れても、次に似たようなことが起きたときに回復できるとは限りません。ストレッサーの要素を変えたいなら変えてみる。変えたくないなら受け入れる。変えられるならそれも検討してみる。変えられないなら受け入れる。

 

いろいろ書いてきましたが、いちばん大切なのはとにかく休むこと・寝ることです。ふて寝できるならふて寝。

 

参考文献:

 

婚活実録編32:迷言記録

ハードな出張をこなす合間に元本交際の人と会っています。

前回は最近の(お見合いの)調子はどうか聞いてみました。
すると何週間か前から会っている年齢の近めな女性が割と良いという話に。

「顔もまあふつう…というか」「うん」「そこそこ話も盛り上がるし」「うん」「結婚まで急いでなさそうだし(^^」うん…?ちょっと待てよそんなわけあるかッ!!!30歳以上の結婚相談所に登録してる女性が急いでないわけないだろッ!!理想通りの人がいたら来月にでも結婚したいよきっと!!どこ見てんだッッ!!!!!いや何考えてんだッ!!!!!
と思ったのですがあえてツッコまず冷静に「今週はその人とは会うの?」と聞いてみました。
(えらい)
回答は「いや…友達の結婚式の余興を頼まれてるから忙しいらしくて会わない…」オーーイ!!!友達の結婚式の話するってことは『私もそろそろヨメに行かないと…!』って思ってるよ!!!!どの点からすぐ結婚する気がないと判断したのか意味不明すぎる。そもそも急いでないなら大金出して結婚相談所に登録しないのでは。
これきっと(1)他にいい人がいたらお断りしたいかな〜とりあえず2回位会ってるけどなんか違うんだよね〜。と女性側から思われている(のですぐ結婚する気がないように見える)か、(2)ものすごく勘違いしてる か、(3)その女性はまったくの妄想で存在しない のどれかじゃないでしょうか。(4)その女性がうまく結婚したい感を隠している 策士 の可能性も捨てきれませんが、もし実在する女性なら1と2の両方が可能性高そうなところでしょう。運良く2か4だけだったとしても30オーバーの女性が結婚相談所に来て、結婚に際して決定に時間のかかる男性を選ぶ確率は…高くはないだろうなあ…。
結局、相手が誰でも迷う時間は欲しい様子。結婚相談所で「迷う時間が欲しい」って、ある意味「美人がいい」とかよりハードな条件では…?知らんけど。(投げやり

ちなみにこの話の〆はまあでも歳がけっこういってるからねえ……でした。
その人あなたより年下のはずだけどな!。
後ろ髪もある人がいいに続く迷言が。婚活実録編じゃなくて迷言記録集みたいになりつつある。ウケる。(ウケている場合ではない)

なぜ女性はBLにハマるのか

鍵アカウントのtwitterでちらっとツイートしたら思いの外いい考察ができたので記事に起こしてみることにしました。ちなみに私は腐女子当事者ではないので客観的な視点での考察です。

はじめに
BLという言葉が「ベーコンレタス」より「ボーイズラブ」であるということが一般化して久しい昨今ですが(本当か?)、女性がなぜ男性同士の恋愛に"萌え"るのか、いくつか説はあれど、今ひとつの考察しかないのが疑問でした。
腐女子の友人複数に聞いてみたところ、「なぜかはわからない」「まあとにかく萌える」「BLはいいぞ」の3点張り、しまいにはおすすめのCPを熱く語って沼へ突き落とさんとする人もおり、本題からズレた回答かもしくは「わからない」が回答の圧倒的多数を占めていました。
腐女子と言われる本人でも、なぜBLなのか、男性同士の恋愛でなければいけないのかという理由部分についてははっきりとわからない。それなのにこれだけ大勢の世の女性を熱狂の渦に巻き込み、本を買わせ、グッズを買わせるだけの猛烈なパワーを持っている。謎です。謎すぎます。一体その吸引力はどこから来るのか。

そもそも女性の「萌え」とは

男性の「萌え」は単純です。勃つ。シンプルです。
女性の萌えはそれとは違って複雑です。よく女性物の濡れ場はフレンチのフルコース、男性物は牛丼と表現されますが、女性の萌えは一言で言えば"関係に対しての萌え"がメインです。前菜(その2人の性格、置かれている状況のわかる描写)なしにいきなり肉料理(性描写)が出てきてもいまいち萌えません。
また、女性の場合、繁殖に際して必要なのは2つ、(1)オスの遺伝子情報 と、(2)子と自分を守り食料を届けてくれる存在 です。対して男性の場合は、繁殖に必要なものが遺伝子を受け取ってくれるメスのみで成立します。女性は長期的ですが、男性は短期的です。

ゆえに、男性側は「遺伝子情報を渡すこと」のみ行うのが生物学上もっともコストがかからず得する行為です(※生物学上です。現代社会では『ヤリ逃げ』)。女性側は「遺伝子情報を受け取らずに、自分を守ってもらい食料を届けさせる」状態が最も得です(※生物学上です。現代社会では『男性のATM化』)。生き物としてそれが"おいしい状況"、そうある状態は本能的に自分に「よい」と思うようにプログラムされています。

人間のオスとメスの「協定契約」

人間は単為生殖できないため、子孫を残すのにオスとメスで役割分担する必要があります。オスは自分の子を産んでもらうかわりに、その母と子を守り食料を運んでくること。メスは自分と子を守ってもらい食料を運んでもらうかわりに、子を産むこと。生産に対する対価としてスポンサー契約する感じです。

しかし、子どもを産むことはメスにとって命がけです。身を削って育てる必要があり、少なくとも1年は他のオスとの生殖が不可能。妊娠中・出産直後は外敵から身を護るのも難しい。そもそもお産自体で死ぬこともありえます。死ななかったとしても相当のダメージはあるでしょう。非常にリスキーです。

そのため、本能的に「ヤリ逃げ防止判定」が搭載されています。メスはだれかれ構わず遺伝子情報を持っているオスを選んではならないのです。なぜならそんなことをしたら出産のリスクから考えてメスが全部滅んでしまいます。だから性行為の前に、このオスは自分と子を守り食料を運んで来る気があるのか?出産だけお願いしてスポンサー契約を無視する気はないだろうか?行為前に"自分と子を守ってもらい食料を運んでもらう"気があるか?を念頭において考えるようになっています。

生殖に必要な(1)オスの遺伝子情報 と、(2)子と自分を守り食料を届けてくれる存在 のうち、(2)を大きくクローズアップする傾向にあるということです。

 

女性向けマンガなどでの王道の展開の意味

女性向けマンガ・小説などの王道展開も、(2)の要素が強調されます。

・変なナンパ野郎に絡まれたところを、イケメンに助けてもらう。(緊急時に守ってくれるうえに周りのオスより強いオス)
・ヒロインがコケそうなときや、高い所から落ちそうなところを、イケメンが抱きかかえる。(緊急時に駆けつけてくれる)

・「お前だけだよ」と言ってくれる。(オスを独占)
・とんでもなく高いレストランに連れて行ってくれる。(食料をくれる)
etc

ちなみにこういった部分は男性にとって「コスト」の部分ですので、おそらく男性から見ると少女漫画のストーリーは前菜・前菜・サラダ・スープ・スープ・デザートの構成のフレンチコースみたいなもんです。まずくはないが、メインディッシュがない。パンすら来ない。もっと言うとラッピングばかり豪華な空の箱のプレゼント。虚無。

 

(1)の気配を消しながら(2)を強調する展開がまさにBL

もしこれを読んでいるあなたが男性ならぜひ一度試しにBLマンガを読んでみてほしいのですが、登場人物が男性なのに思考回路がまったく男性ではない受けばかりが登場します。相手との関係性にひたすら悩んだり、「言わなくてもわかれよ」と言ってみたり。そんな男いないわ!。少女漫画の主人公を形式上男性にしただけの展開です。じゃあなぜ主人公(受け)は女性ではなく男性でなければいけないのか?

妊娠しないからです。「遺伝子情報を受け取らず自分を守ってもらい食料を届けさせる」状況がその物語上に再現できるからです。生物学上「おいしい」状況をうまく物語に乗せるのに便宜上男性を使った。これがBLが男性同士である理由で、女性がBLにハマる深層心理ではないかと思っています。

 

そうは言っても

ここまでの考察は自分でもかなり核心に迫ったのでは、と自画自賛の仮説だったのですが、男性同士でも妊娠可能な設定の「オメガバース」「セクピスパロ」などが存在し一定の人気を得ているらしい以上、一概にこうだ!!といい切れる自信のある仮説ではありません。男女間の恋愛の枠を取っ払った女性向けの世界展開がBLというファンタジーである、というのが今の所自分の中で一番しっくりくる表現です。

なんにせよ女性にとって都合の良い物語であることは確かなので、男性が腐女子を叩いたり「逃げだ!」と言ったりするのは「遺伝子を受け取らず自分を守ってもらい食料を届けさせる」深層心理を本能的に察知して忌避しているような気がします。「女は金目当て」「男は体目当て」と主語大きめで異性批判する人の心理もおそらくこの本能的なはたらきだと思います。

一応締めに書いておきますが、もちろん感じ方に個人差はありますし、BLの文化を貶すような意図はありません。

 

ちょっと別の話

私は人間の女性は人生に1人の相手としか繁殖しないようにできているのではないかと考察しています。なぜならヒトが繁殖可能になる年齢が12~3歳前後として当人がその年令に到達するまでに12年、さらにその子孫が繁殖できるようになるまで(一人立ちするまで)12年、計四半世紀はかかるわけで、石器時代などの寿命から考えるとそこから他の相手と繁殖できないのではないかと思うのです。もし、子孫が繁殖できるようになるまでの間に繁殖相手を変更するなら、そうせざるを得ない事情(前の繁殖相手が守ってくれない、もしくは遺伝子情報的に前の相手よりも良い)があるという本能的な判断が下りたことになり、この場合最も効率的なのは前の繁殖相手との子は切り捨て、新しい相手との子に注力することです。たぶんこれが児童虐待の加害者に義父と実母*の組み合わせが多い理由だと思っています。ただし、本能的にそうだからといって許される行いではありません。

*今年ニュースでよく取り上げられた結愛ちゃん虐待死が義父と実母でした。若くして妊娠した母とその新しい旦那。

オスとメスの本能的に「おいしい状況」の真逆さが、夫婦・恋人間の関係性にヒビが入る原因の大多数を占めているような気がします。

なんか、現代的に解決できる方法ないんですかね。。