結婚相談所で結婚した人のブログ

20代半ばで縁のない環境に見切りをつけて結婚相談所に入会→のち1年後に成婚退会したら今度は母が結婚相談所に入会。結婚までのアレコレを綴ります。

適当な近況報告

婚活中に「結婚相談所経由で結婚した人のその後」も気になっていたので最近のことをあげようと思います。

 

結婚してからあっという間に2年が経ちましたが、特に変化はなく平和に結婚生活を過ごしています。再婚した母もです。平和すぎてあまり書くことがないくらいです。
唯一問題といえそうなのは妊活に難航していることですが、まあ焦っても仕方ないしこればかりは確率論なので、まあ二人だけの生活も悪くないし、子供がもしできれば儲けもんくらいの感じで力まずに不妊治療に通っています。
なお私は妊活があること(ないしは子供ができないかもしれないこと)を織り込んで年の差がある人と結婚しましたが、10歳近く年の差がある場合は妊活ないしは子なしが許容できるかを考えておくというのも加えておくべきポイントかなと思いました。年齢差があれば必ず発生するイベントとは言い切れませんが、年齢に比例して子供のできる確率が下がることは男女ともに事実で、我々も検査の結果わかったのは男性不妊であることでしたので、「絶対に子供がほしい!」と思っていると妊活ステージで精神的にしんどいかもしれません。(しかし、本人たちがどっちでもいいやと思っていても、親からの孫プレッシャーはたいていありますので、そのへんも織り込むように・・・)

 

ところで最近はありがたいことに個人経営の結婚相談所のプロモーションなどを一部お手伝いさせていただいています。
ただ、その案件を受けるときに本名で受けたため、このブログでご案内することが叶いません。残念。

とりあえずはぼちぼち生活していますよという話を残しておこうと思います。

最強カーチャン、婚活停滞

お久しぶりです。
ありがたいことに、主人と生活を始めてから一年が経過しました。
大きなケンカも問題も今のところなく、日々平和に夫婦ふたりの生活を続けています。たまに外食に出たりして気分転換しつつ、いろんな料理のレパートリーを増やしたりする生活です。

 

はい、そして最強カーチャンの再婚に向けた婚活ですが、まだ婚活をしています。

前回書いた方とは複数回デートに行ったそうなのですが、やはり肝心の本交際手前でカーチャンからお断りが。
理由は『パートはしてほしいって言われたの(=専業主婦になれない)。しかも、ずっと賃貸住まいでいる気らしくてさ。死ぬまで賃貸はイヤー』でした。うーん。

ブログにも書いていますが、カーチャンが婚活を始めたのは昨年の秋。あと少しで一年になります。本人も『こんなに長くかかるとは思わなかった。なんだか疲れてきちゃった』と珍しく弱気に。

相談所の人はなにか言ってる?と確認してみると「なかなかいい人って思える方がいないですかね〜、提示してる条件は必ず満たしてないとだめですか?」ってやんわりと『妥協しろや』と言われている。ですよねー!

 

カーチャンの条件は、自分が専業主婦になれること、車を持っていること、持ち家があること(※私たち夫婦の家にできるだけ近い位置)の3つ。
でも正直あとの2つは結婚後にどうとでもなるのでは?と思わなくもない。専業主婦になるかどうかは『絶対に働いてもらわないといやだ』という人を避けつつ、自分の相性の合う人を見つけられればあとは交渉と調整次第なんじゃないのか?と思うのですが……。

特に「できたら私達夫婦のなるべく近くに住みたい」というのが、けっこう足を引っ張っているかも…とカーチャンの相談所の担当者さんは推測しているようです。

シニア婚活になると、子供の手が離れているか否か、というのは結構重要なファクターで、とくに婚歴のない方にとっては、子供の近くに住みたい、というのが「こども第一主義」に映るらしく、あまり印象がよいとはいえないそうです。まあ、そうでしょう。

私としては今後妊娠出産を見据えると母が近くにいてくれたほうが助かることは事実ですが、とはいえ、母が専業主婦を希望している以上は結婚相手との生活を第一にしてほしいわねー、と思っています。
ありがたいけれども、やっぱり専業主婦は家庭内の雑務をやるのが仕事だし、私ももう大人ですしおすし。。
要するに子離れできていない。

 

あとは、前から言っているとおり、資産を重視するのか顔を重視するのか、どちらかハッキリしないと活動方針がブレるので、どっちかにしなさいな、と思っています。でもシニア婚活は介護がそんなに遠くない未来なので、資産を取るのはしんどいかも?と思っています。そういう問題も金があれば解決できる!と思うなら、加トちゃんの奥さんくらい振り切って"愛し抜いたことにする"覚悟はいるよね…。

 

と思いつつも、自分の婚活ではないので、「まーがんばってー^^」と他人事です。

 

ところで、先程お問合せフォームからお問い合わせをお送りいただいた方、ありがとうございました。ネットを通してどこかでだれかの役に立つ記事が書きたいという私の思いがちゃんと果たせたようで、書いてきてよかった…と思っています。

過去の私と似たような状況とのことでしたので、頂いた方にというよりも過去の自分になにか言えることがあるならという観点で書きます。

『決断力のないあなたが何人見合いしても成婚するのはわたし!!!!!』くらいの自信をお持ちになってください。今は決め手がないかもしれませんが、そんな決断力のない男性にとっては、『じっくり悩ませてくれる』こと自体が決め手になったりします。
援護射撃が下手な担当者の言うことは聞かなくていいです。『金払ってるのはこっちなんだから黙ってろやボケーーーー!』くらいに思ってて大丈夫です。向こうからお断りされるまでは何を言われても引くべきではありません。優柔不断男の攻略は「確固たる意思決定」です。私はあなたと結婚してずっと一緒にいたいと思っている、という意向を誰に何を言われようとも強く主張しつづけてください。

私と同じルートをたどるとここから成婚まで半年以上かかる(白目)ので、それより前にいい報告が来るといいな。。。くらいに思って待っています。ファイト。

結婚相談所の費用の計算方法。会費だけで比べたら損するかも!

結婚相談所に入会しようか迷ってるけど、費用が高いのは困るなあ…
なるべく費用が安い結婚相談所に入会したいな。
いろいろ資料を取り寄せたけど、どこが一番安いのか…。
大体、入会から退会までで平均どれくらいの費用がかかるのかなあ。

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という方のために書きました。

結婚相談所の料金体系って、結構複雑です。

一概に月額の会費が安いからここにしよー!
と決めてしまうと、あとから他の費用がかさんで、結果的に、
『あれ?あっちの結婚相談所のほうが安かったかも…』となることもあります。

これから結婚相談所に入ろうとしている方、どれくらい費用がかかるのか不安な方はぜひ読んでください。平均費用のイメージも記載しています。

 

結婚相談所費用の計算方法

結婚相談所でかかる費用は、だいたいこの式で算出できます。

 

結婚相談所の費用=
入会金+退会までの月数×月会費+お見合い回数×お見合い料+成婚料

 

文章にすると、こうなります。

結婚相談所でかかる費用は、
入会金と、活動した期間の月会費と、お見合いにかかる費用と、成婚退会の費用です。

順番に詳しく解説しますね。

 

結婚相談所の入会金

結婚相談所では入会のときに入会金がかかるところがほとんどです。

平均で3~5万円くらいです。

入会後は、プロフィール作成や写真撮影の同行など、結婚相談所で婚活をはじめるにあたってのアドバイスなどがあるので、その費用だと考えるとわかりやすいと思います。

入会金はお友達紹介や年代の割引などが効きやすいところで、
中には資料請求後●日以内なら半額、というようなキャンペーンをやるところもあります。

 

結婚相談所の月会費

月会費は、その名の通り月額でかかってくる会費です。
入会から退会までの期間、一定でかかります。

だいたい1ヶ月あたり1万~2万円です。

入会時に3ヶ月分などまとめて前納するシステムにしているところもあります。

活動をしない(お見合いをしない)間は、休会にして会費がかからない制度がある結婚相談所もあります。

休会制度がないところもありますので、お仕事の繁忙期があまりにも忙しすぎてお見合いが組めない時期がある!という人は、休会制度があるかどうかきちんと確認しておくと良いと思います。

お見合いの費用って?

会費とは別に、お見合いが決まったらお見合いをセットしてもらうと発生するのがお見合い費/お見合い料です。

日程調整・お店の予約ありがとうございます費だと思ってください。

1回2000~5000円程度で、一括固定の場合もあります(2万円で組み放題など)。

お見合いごとに費用がかかってしまうとチャンスを逃してしまうかも、、、という考えの仲人さんが運営しているところだと無料のこともあります。

 

成婚料?

結婚相談所で最後にかかるのが成婚退会の費用です。

たいていの場合、入会金よりもかかることが多く、15万~30万程度かかります。

結婚相談所で出会った人と結婚に向けた準備を進めるために、結婚相談所を退会するときにかかる費用なので、結婚相談所以外の出会いで結婚の話になったなどの場合はかかりません。

 

全体総額のイメージはこんな感じ

では、実際にIBJ直営のIBJメンバーズの料金体系から
結婚相談所での活動にかかる総額を試算してみましょう。

IBJメンバーズ の一番スタンダードなプラン、
アシストコースの料金表はこんな感じです。

登録料 30,000
活動サポート費 190,000
月会費 15,500
お見合い料 無料
成婚料 200,000

 (すべて税抜/公式サイトより抜粋)

IBJメンバーズの場合だと、登録料の3万円と活動サポート費19万円があわせて最初の入会金の扱いになります。

お見合い料は無料なので、単純に足していけばOKです。1年間在籍したと仮定して試算してみましょう。

登録費3万円+活動サポート費19万円+月会費1.55万円×12ヶ月(18.6万円)+成婚料20万円

60.6万円

となります。

IBJメンバーズだとちょっと割高かもしれませんね。

お見合い料がかかるところと比較してみましょう。

 

IBJ加盟のクラブ・マリッジで比較してみます。

登録料 30,000円
活動準備費 50,000円
月会費 15,000円
お見合い料 毎月3名まで無料、4名以降5,000円
成婚料 250,000円

(すべて税抜/公式サイトより抜粋)

同じように1年間在籍し、その間お見合いを最初の3ヶ月だけ4回行い、その後は無料範囲の3名以内にしたと仮定します。(お見合い料がかかるのは3回分となります)

 

登録費3万円+活動準備費5万円+月会費1.5万円×12ヶ月(18万円)+お見合い料5000円×3回(1.5万円)+成婚料25万円

52.5万円

 

というわけで、IBJメンバーズより安そうだ、ということがわかりますね。

上記2つとも平均よりサポートが手厚いため、若干高めの料金体系ですが、
私の場合、入会から退会までの総額は税込で35万弱でした。

全体の総額では40-50万前後が相場だと思います。

もちろん、一括で出すわけではないので、

初期費用/月額でかかる費用/成婚退会にかかる費用

で分けて把握してみて、無理のない範囲のところに登録すると良いと思います。

 

共働き無理だなと思ったので仕事を辞めます

結婚前からずっとフルタイム正社員で働き、結婚後も続けようと思っていましたが
この先正社員で働くのは無理だと思ったので、退職することにしました。

このコロナ禍のただなかで!!!????
という感じですが、むしろ、頑張ってみたけども、もう無理だなと思ったのがこのタイミングだっただけなので、コロナなんぞ知るかと思っています。

 共働きに必要な要件

結婚するまでは私もこう思っていました、
『結婚して妊娠して出産しても、夫の理解を得てなんとかして頑張って仕事を続ければいいんでしょ?』
と。
そんなことはなかった。
共働きに必要なのは、妻の気合と夫の理解だけでは絶対にないです。
必要な要件を確認します。

①妻の気合(仕事を続けたいという意思)

これがないと始まりません。

②夫の理解と気合

女性の社会進出とは男性の家庭進出です。妻の気合に対する応援、肯定という精神的な部分だけでなく、自分も家事育児の担い手であるという意識と実際に妻と作業分担できる経験値や、家事育児を積極的にやってみようとする気合がないと無理です。

③妻の会社の理解

当たり前ですが、妻の会社(と上司)に理解がないと、とても働きづらくなります。

④夫の会社の理解

女性の社会進出は男性の家庭進出です(大事なことなので2度)
夫の会社が『男性で育児休暇を取るのはかなり異例』とか『男性が家事育児をするという前提に立ってない』状況ですと共働きは無理です。

⑤妻の親の理解

見落としがちですし「なくてもいける」と思いますが、妻の親に「結婚したら妻は仕事をやめるべき」「子供は妻がみるべき」という固定概念があると妻のメンタル値がどんどん削られます。

⑥夫の親の理解

ほぼ同上。夫親が「(家事は妻がやるべきなのに)どうしてあなたが洗濯をしているの?」「〇〇さん(妻)は何をやっているのか?」などと夫に言うと、②夫の理解と気合 に影響が出ます。

 

バランスが取れないと無理

女性の社会進出は男性の家庭進出なので、妻がフルタイム正社員として働く場合は、夫がその分家庭に入るか、家庭の仕事(家事育児)を一括して外注するほかありません。(1)家事育児の外注費が夫婦2人の給与に対してバランスが取れない か、もしくは(2)妻が働くより夫が働いたほうがずっと給料が良い 場合は、家計として"妻が仕事をやめて家庭に入る"のが最もベストな選択肢になります。
これを回避するには、夫婦どちらも年収が高いか、妻の年収が産休育休中の年収ダウンを加味してなお夫よりも高いかでないと難しいです。
(妻・夫の会社に理解があり、夫婦で家事育児を半々で分担しても世帯年収に影響が出ない、もしくは親が近くに住んでいて十分な援助を受けられるなどの例外もあります)


少なくとも我が家は無理でして、①~⑥の要件のうち、結婚前は⑤以外は満たしてるっしょと思って蓋を開けてみたら満たしているのが①のみでした。

②は、あるといえばある、ないといえばない、という状態で、夫は「共働きでも専業主婦でもどっちでもいいよ」という意見ですが、自分も家事育児の担い手であるという意識と、実際に作業分担できる家事経験がほぼゼロでした(実家暮らしが長かったためか、お母さんがやってくれていたことは妻がやってくれるものだと思っているし、実際本人はやり方を知らないので、できない)。

さらに夫と私の年収は比較しようがないくらいの差があります。掃除機かけてほしいなーと掃除機を握らせたところで、給与ベースで考えたら自分が掃除機をかけてその間夫は休んでもらって明日よりよい仕事をしてもらったほうが圧倒的に家計にはプラスなわけです。そちらのほうが楽ですし。

 

私に残された選択肢は、稼ぎの何割かを家事育児の外注に使って正社員の仕事を続けるか、やめて家事に専念するかのほぼ2択だったわけですが、仕事と家事を比較したり、他色々な事情を勘案しても、家で家事してたほうがいいな、と思って退職を決意しました。

まったくの専業主婦になるとそれはそれで暇なはずなので、子供ができるまではフリーランス的に仕事をしようかなと考えています。

 

なんというか、そりゃ婚活女性は高年収の男性を狙うし、実家暮らしの男性は避けるよな~~~と思いました。「そういう男性が魅力的だから」というよりは、将来の生活安定性につながる部分だなと改めて思います。


これで夫が自分と同じくらいの年収だったら、周りになにか言われても、うるさいうるさーい!あたしは働くんじゃー!って言うんですが、年収差がだいぶあると「はい……家事ほっぽりだして仕事してすいませんでした…」という感じになります。

というわけで令和も男女同権は遠いねって話でした。

お疲れさまでした。

マッチングアプリはやっぱり結婚相手探しに使えないと思った話

以前書いたかもう忘れてしまったんですが、
結婚相談所に入る前、一時期ブライダルネットを使ってたことがありまして。
(ブライダルネットとは:IBJ運営のネット婚活サービス、ほぼマッチングアプリ


それをどうして思い出したかというと
夫も「結婚相談所入る前にブライダルネット使ってた」と言い出したからでして。

……いや、同じの使ってたなら
そこで出会えば安かったのでは??

と一瞬思ったのですが、ブライダルネットだとおそらく結婚まではいかなかっただろうなと思い直しました。
マッチングアプリだと効率が悪すぎるんですよね。具体的に挙げるとこういうことです。

 

  • 最初に会うまでが長い

会ってみないとお互いの相性や良さなどは見えてこないわけで、そう考えるとマッチングアプリはまず会ってみるまでの時間と労力がかかりすぎです。
お互いいいねしてメッセージができるようになってから初めてのデートに行くまで何度もメッセージのやりとりをしないといけない、かといってすぐ会うのも怖い。
と思って慎重にやりとりしていると途中でフェードアウトしてしまう人がいたり、苦労して会ってみたら写真と全然違って振り出しに戻ったり…。

  • 「ごめんなさい」が難しい

結婚相談所なら会ってみて「なんか違ったな」と思ったらお断りすればよいだけですが、マッチングアプリの場合は、会ってみてなんか違った場合にフェードアウトか既読無視しかないので、相手方の期待が高いとなかなか切りづらいところがあります。
この前の最強カーチャンに連日長電話した人みたいな雰囲気のときにしんどくなります。

  • あぶない

実はマルチもしくは宗教の勧誘であったとか、男性なら美人局でぼったくりバーに連れて行かれるとかです。女性だと身の危険を感じるようなことに遭遇する危険性も考えられます。

  • 嘘かも

上のあぶないに関連しますが、マッチングアプリの多くはプロフィール上の職業・年収・卒業大学等の記載に証明書が必要ないので、いくらでも嘘を書くことができます。例えば男性なら医者や弁護士、会社経営者など女性から人気の高い職業と偽ったり、女性なら美人の画像を無断で使用する・アプリで盛りまくるなどした画像でマッチングアプリを利用することも可能です。

  • 全員の目的が結婚とは限らない

最終的には結婚を見据えていたとしても、マッチングアプリは彼氏彼女を探している人も使うものなので、うまくマッチングしていい感じになったものの、最終目的が結婚の場合はタイミングや目的の部分でミスマッチが起こってしまう可能性があります。

  • 踏ん切りがつかない

相手が誰かと並行で交際(デート)していた場合に、結婚相談所であれば真剣交際(本交際)のしくみがあるので、"自分とのこれから"について一人に絞ってじっくり考えてもらうことができますが、マッチングアプリでは誰が管理しているわけでもないので相手がまだ誰かと連絡を取っているかどうかさえ確認できません。どれくらい自分が本命そうなのかも当然わかりません。カウンセラーによる第三者のフォローや仲介もないので疑心暗鬼になって爆死したり、片方はサブだと思っていたのに片方が本命だったりすると修羅場になったりします。

 

…というような感じで、ちょっと思いつくだけでもいろいろなデメリットがあります。

マッチングアプリは基本無料なことが多く、いつでも始められていつでも辞められるというお手軽さはありますが、彼氏彼女はともかく結婚相手を探すツールとしてはほぼ使い物にならないレベルじゃないかなと思います。今週のデート相手を探すとかならいいかもしれませんが…。

誤解されやすい結婚相談所でのあれこれ

はてこさんの結婚相談所の記事が、「なんかちょっと違うかも」と思ったので。

生鮮食品と婚活市場で違うのは、商品と違って婚活中の会員はデッドストックでも価値がある(月会費による一定収入が発生する)し、成婚料がない相談所の場合はあえて積極的に成婚に持っていかないことで会費をなるべく長く払ってもらうという戦略すらもあるという点だと思います。成婚しない人が延々と在籍していても経営上はデッドストックという認識にはならないのです。
では結婚相談所では一番何が重要かというと入会者増で、入会すれば入会金は入るし月会費は毎月収入予測が立つし、さらに成婚したら成婚料も入ることになるので、とにかく1にも2にも会員増を狙うのが経営上のスタンダードになります。

ここで思い出したいのは婚活のメインユーザーは女性であることで、セオリー通り行けば女性向け、しかも恋愛経験があまりない傾向の女性にマーケティングを仕掛けていくことになります。
そうなると、ウチは学歴で足切りして有名大学・大学院の方を集めておりますとか、医師・弁護士など士業の方に使われておりますとブランディングしていくと集めやすいことはあると思われます。私の完全な予想ではあるものの、IBJには専門学校卒の男性も一定数いたので、男性の学歴にこだわっているというのはあくまでも女性向けの入会案内の際の「安心保証!」みたいな言葉であって、大した意味はないのではないかと思っています。
そもそもIBJでは自分でプロフィール検索できるので、足切りのラインは比較的自由に設定できます。学歴で足切りしたい・したくないという個々人の女性の要求を男性の入会時に厳正に審査する必要はほぼない。はず。もちろん入会時のプロフィールの内容が事実であるかは確認しているはずですが。

入会条件の経済状況についてもおおむね上と同じ「安心保証!」みたいなものだと思っています。IBJにはフリーランスや自営業の方もいました。プロフィールの担当者欄に『フリーランスとして独立されていますが、安定した顧客先をすでに構築されておりますのでご安心ください!』と書いてあるなどしたので、あまり人気がないのかなと思ったことはありますが。
要するに経済状況の審査というのは結婚生活に耐えうる経済状況でない人は入会できませんよという意思表示ではないかと思います。そもそも家族が作れないような経済状況の人が結婚相談所で結婚を目指そうとは思わない気もする

他の細かい項目だと、親と同居して家業を手伝っているから、実家の離れに住んで一緒に家業を手伝ってほしいという条件で隣の隣の県から申し込んできた人もいたし(転職する気はないので迷った末に断った)、地方在住どころか船で全国を回っている職業の人も申し込んできた(迷った末にry)
持病がある、家族で信仰している宗教がある、奨学金・車や家のローンがあるというのもプロフィールで見たことがあります。「あるから入会できない」ではなく、おそらくは「入会するも苦戦」。どちらがいいのかはわかりませんが。

そもそもIBJ自体は「連盟」なので、私の中ではデータベースの名称に近い認識で、それぞれの相談所にいろいろな会員募集の手段があり、会員になることのできる規定もそれぞれ微妙に違います。IBJフランチャイズ開業でも展開していますので、IBJ名指しで「金持ちと高学歴しかはいれないっぽいけど、そこから溢れた人に結婚の資格がないわけじゃないしおすし」という趣旨の記事を書くのはちょっと違うかなと思ったりしています。

確かにちょっとくらいキズがあったり色づきが悪かったり形がいびつでも皮を剥いてしまえばおいしい桃はいくらでもあります。あるはずだけど、"自分の一度しかない(はずの)結婚の相手"に、不安要素がある人を選ぶのは難しい。それはリスクを取りたくないからというのもあるし、傷がある、傷物で妥協、市場にも出せない…そういうのはまやかしではなく、人からの評価を重要視する人にとってそれは盛大なリスクだからだと思います。生鮮食品なら風評被害。友達からどう思われるのか、家族からの評判は、そういったところを優先して、そこからさらに"いい人"を選びたい!という人が集まっているのが結婚相談所だったりします。婚活界隈になんとなく感じる地獄みというのはそういうのから来ていたりするのかもしれません。

あとこの記事は結婚相談所で誤解されがちな部分の結晶といってもよくて、基本的に結婚相談所では誰にでもお見合いを申し込みできます。そのため自分の条件に合わない人からも申し込みが来ます。たとえば自分の条件が身長170cm以上次男年収500万以上大卒33歳位として、相手が身長168cm長男年収400万専門卒37歳とかでもお見合いの打診は来ます。もっというと身長160cm長男年収800万45歳とかも来ます。そこからプロフィールと写真を見て、会ってみるか断るかは自分で選びます。
しかも大抵の場合プロフィールにはそういう細かい指定は書かないのが"お作法"で、私も相談所に提出した条件は「自分の年齢~40歳まで、年収300万以上、猫と暮らせる人」だったのが、相談所が作成した最終決定のプロフィールでは「優しい人なら嬉しいです」になっていました。どういう変換や?
話が逸れたけど、つまり結婚相談所での指定条件はそれ以外の人とは会わない・会えないというわけではなくて、自分から申し込むときのフィルタにすぎないのです。

他にもドレスコード・お見合い時は男性全額支払いなどいろいろなお作法があるけれども、これは正直テストや面接というより「じゃあとは自由にやってね」だと異性経験のない人が突拍子もない行動を取ってしまうのを防止する意味合いと、トラブル・相談対応にあたるコスト削減のように思えます。「1から服装の相談に乗るのめんどいからドレスコード決めとけ」「おごったおごらないでトラブル処理すんのめんどいから初回は男性が全額出すって決めとけ」みたいな。最強カーチャンの会った電話長すぎおっさんのように経験の無さによる致命的な行動ミスを繰り返すと結婚できる要素があっても結婚できない状態にずっとはまってしまうこともあると思います。そもそもそういう状態にあるからこそ相談所に来ていたりもするわけで、そこからどうにかして短期決戦で結婚まで持っていくことを考えるとスパルタちっくな教育や就活のようなルールを徹底していく必要もあるんじゃなかろうか。

 

夫からみて私の難点は両親が離婚していることと外見がそんなにタイプど真ん中ではないことで、私から見て夫の難点は背が低いことと決断力がないことでした。どちらも結構な難題ではあったように思うけどもなんとかかんとか今一つ屋根の下で暮らせているのは、お互いに一緒に暮らすにおいて前述の項目がそんなに問題にならないということに回数会うことで気づいたからだと思います。
これはその人に会う前からどうこうできる問題ではないです。たとえば夫とお見合いする前の私に「決断力が無い人もいいよ」といったところで「お前は何を言っているんだ」と言われて終わりだと思うし、私と会う前の夫に「両親が離婚している人も大丈夫」といったところで「どう考えてもめんどくさいからいやだ」と言われることうけあいです。とにかく会ってみてしばらく一緒に過ごしてからの話なんですよね。パートナーシップはそこからはじまるんだと思います。皮肉にも条件をつけあった同士で、自分の暗黙の条件・理想とはちがう部分が相手に出てきて、それでもまあ一緒にやってく気になることが第一歩なんじゃないかと。夫よりいい条件の人は確かにいたし、夫にも私よりいい条件の人はいたかもしれないけど、それでもお互いがお互いを選んだのにはそれまで構築してきた関係性があったからだという趣旨の話をしたときもあったし。

プロフィールでのぶん殴り合い的側面があることは否めないけど、けっしてそれだけではない、というのが結婚相談所だと思います。

結婚式しました

どんどん更新ネタが無くなってまいりました。婚活ブログとしては良いことなのかもしれませんが…。

ついに先日結婚式を終えました。
準備期間3ヶ月、ゼクシィの算出した結婚披露宴の平均金額357万5000円の40%以下の金額で、プランナーさんへの指示も「うーん…まあよきにはからっておいてください」という超絶アバウトな指示かつありとあらゆるものを持ち込み装花も造花のみという式場泣かせの新郎新婦でしたが、お互いに呼びたい人を呼び、祝われたい人に祝ってもらい、必要以上に豪華絢爛にせずアットホームな式にできたかなと思っています。
披露宴は他己紹介のシーンが多発するので、「自分ってそういうふうに思われてたのか!」とか、「そんなことあったっけ?」というスッカリ忘れていたエピソードなどが出てきて思わぬ自分を再発見したりして面白いです。

結婚式と披露宴でかなりお金がかかるから、、という理由で挙式・披露宴をやらない方も多いですが、今は自己負担ゼロを目標にしたリーズナブルなものもありますし、見栄と式場のランクアップ/追加料金発生分をひたすら回避していけばそこそこな金額で収めることも可能です。呼びたい人だけ呼び、無茶な余興もなく、内々のアットホームな式にすると結構ハードルは低めです。ゴンドラで降りてこなくていい光る液体*とか注がなくてもちゃんと披露宴にはなりますよ。これからの方はぜひ前向きに検討してほしいです。

*:ル●ファンタジアのこと。死ぬほど高くて笑いました。ただの光る液体だぞ。


あと本当に一年前のことを思うと、ここまでよく来れました!!!自分えらい!!!!!!!!がんばった!!!よく諦めませんでしたえらい!!!!という気持ちです。本当によくがんばりましたよ、自分。